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【出演者公募】ITI日本センター主催「『ハンナとハンナ』リーディング上演と難民をめぐるトーク」


『ハンナとハンナ』(リーディング上演)出演者募集!

国際演劇協会日本センターでは今年7月、イギリスの劇作家ジョン・レタラックによる秀作戯曲『ハンナとハンナ』のリーディング上演を行います。コソボから来た16歳の難民「ハンナ」と、同い年のイギリス人「ハンナ」の交流を描く2人芝居です。上演にあたり、ふたりの「ハンナ」役を公募します!経験は問いません。ふるってご応募ください。

現在の日本にも、約2万人の難民(*)と、彼/彼女らの不安と向き合い、とまどいを感じながら暮らしている人たちがいます。上演後には難民支援協会の田中志穂さん、演出の鈴木アツトさんを迎えてトークとディスカッションを行います。作品の世界はもちろん、難民たちと彼/彼女らを取巻く状況を知る機会をつくります。出演者の方にも、客席から参加していただきたいと考えています。

*難民:難民に認定されるための申請をしている人を含みます。

『ハンナとハンナ(Hannah and Hanna)』
作=ジョン・レタラック(John Retallack)
翻訳=中山夏織
演出=鈴木アツト

 ■応募条件■
平成29年4月1日現在で16歳以上25歳程度まで(女性)
※歌うことが好きな16歳の役です。オーディションでは歌っていただきます(オーディションで歌う曲は自由。伴奏は用意していません)。
※校則などで芸能活動等が禁止されている場合には応募はできません。
※高校生の場合、都心まで片道1時間半以上かかる場合も応募はご遠慮ください。

■スケジュール■
応募〆切 6月2日(金)必着(メールまたは郵便)
書類選考期間 6月6日(火)1次選考(書類)発表
オーディション 6月10日(土)新宿区内
稽古予定
2017年
6月

24日(土)
25日(日)
7月
1日(土)
2日(日)
8日(土)
9日(日)
※様子を見て、7月10日(月)にも稽古を行う可能性があります。
稽古時間は午後の時間帯を予定しています。
都合により、予定が変更になる可能性があります。
あらかじめご了承ください。

本番 7月11日(火)18時開演~21時閉会(トーク&ディスカッションを含む)
※上演時間は1時間程度を予定しています。
※当日の入り時間は、稽古が始まってから様子を見て判断いたします。

■会場■
オーディション
 新宿区内
稽古場 東京都内
本番 5月31日以降に発表

■参加費■
無料 ※書類送料、交通費等はご負担ください

■出演料■
15,000円(税込)※交通費はご負担ください

■応募方法■
下記2点をメールまたは郵送にて国際演劇協会日本センター事務局『ハンナとハンナ』係までお送りください。
※6月2日(金)必着

①履歴書(書式は自由です。必ず写真添付をして、身長をお書き添えください)
*写真はバストアップ写真と全身写真の2種類をお送りください。

②志望動機(150~400字程度)

※高校生の方は生徒証のコピー(氏名・学校名がわかるもの)もお送りください。
※一度お送りいただいた応募書類・写真等の応募素材は原則として返却いたしません。当センターで責任をもって管理・処分いたします。
※未成年の方には、出演が決まった場合、保護者の方の同意書をご提出いただきます。
※出演が決まった場合、住所を確認できる正式な書類をご提出いただきます。

応募先
メールの場合:

タイトルを「『ハンナとハンナ』出演希望」としてmail@iti-j.orgまでお送りください。
※本文に、必ずお名前とご連絡先(電話番号とITI事務局からの返信を受信できるメールアドレス)をお書き添えください。携帯メールの方は、事務局からのメールを受けとれる設定にしてください)。結果発表の際に必要となります。

 〠郵送の場合:
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1国立能楽堂内
国際演劇協会日本センター『ハンナとハンナ』係
※日中に連絡のつきやすい電話番号をご明記ください。メールアドレスをお持ちの方は、メールアドレスもお書き添えください。携帯メールの方は、事務局からのメールを受けとれる設定にしてください。結果発表の際に必要となります。

作品について
『ハンナとハンナ』は1999年のイギリスの港町、マーゲートを舞台に、コソボから来た難民「ハンナ」と地元出身の「ハンナ」の交流を描く2人芝居です。難民を受けつけない地域住民や家族の影響を受けて、なかなか打ち解けられない16歳の2人が、歌を通して友情で結ばれるまでを描きます。

本作品は、劇作家・演出家ジョン・レタラックによって、マーゲートの青少年たちとの長期にわたるワークショップを経て執筆され、2001年に初演、2004から05年にはインド、マレーシア、フィリピンでも上演されました。さらには、フランス語、スウェーデン語、ドイツ語、オランダ語、ポルトガル語、ヘブライ語に翻訳され、それぞれの国のキャストにより上演されてきました。日本では、2009年から2010年にかけて、マナカナこと三倉茉奈さん、三倉佳奈さんがふたりのハンナを演じました(東京・大阪・沖縄)。
(*前回の出演者はマナカナでしたが、ふたりのハンナは顔や背格好が似ている必要はありません)
また、2016年には、大人になったハンナたちの姿を描いた『ドリームランドのハンナとハンナ』がマーゲートで上演されています。

作家について
ジョン・レタラックは、1950年生まれのイギリスの劇作家・演出家です。学生時代から様々な芸術・文芸活動に参加し、1977年、自身の劇団ATCシアターカンパニーを設立し、85年まで芸術監督を務めました。85年~88年、オールドハムの地域劇場の芸術監督を経て、89~99年、名門オックスフォード・ステージ・カンパニーの芸術監督を務めました。シェークスピア作品の演出家として国内外で高い評価を得て、90年代初めには、何度も日本公演を行い、その端正な演出と豊かな広がりで日本の観客を驚かせました。2001年、青少年のための優れた戯曲、実験的な作品を生みだすために、「カンパニー・オブ・エンジェルズ」を設立。『ハンナとハンナ』はこの劇団で産声をあげました。青少年のための新しいヨーロッパの戯曲を紹介するリーディングとセミナー「シアター・カフェ」には、イギリス全土から演出家や芸術監督、ドラマツルグが集いました。2010年、レタラックは劇団を離れて、名門地域劇場のブリストル・オールドヴィックのアソシエート演出家に就任しました。2013年、オックスフォードに戻り、生涯学習機関で劇作コースの指導にあたるとともに、2016年には妻のレナータ・オーレンとともに「オックスフォード・プレイメーカー」という劇作家育成を主眼とした新たな組織を立ち上げました。シェークスピア作品の演出家として一世を風靡しながらも、つねに青少年と寄り添うジョン・レタラックはイギリスの演劇界において声望が高く、尊敬される存在です。

演出家について
鈴木アツトさんは、1980年、東京都生まれの劇作家・演出家。2003年、劇団印象(いんぞう)‐indian elephant‐を旗揚げし、「遊びは国境を越える」という信念の元、“遊び”から生まれるイマジネーションによって、言葉や文化の壁を越えて楽しめる作品を創作しています。
2012年、『匂衣』が密陽夏公演芸術祝祭、居昌国際演劇祭に、『青鬼』1がソウルのD.Festaに招聘され、上演。『グローバル・ベイビー・ファクトリー』で、第18回劇作家協会新人戯曲賞最終候補作。『青鬼』で若手演出家コンクール2012優秀賞と観客賞受賞。2014年、『匂衣』がBangkok Theatre Festivalに招聘され、上演。同作品が、タイ批評家協会最優秀女優賞受賞(作品賞、最優秀オリジナル脚本賞ノミネート)。2015年、新進芸術家海外研修制度研修員としてロンドンに10ヶ月留学。2016年3月、『The Bite』(英訳版『青鬼』)が、ロンドンの戯曲コンペTyphoon Festivalに選出され、リーディング上演。9月、国際交流基金ロンドンの主催により、『Global Baby Factory』(英訳版『グローバル・ベイビー・ファクトリー』)もリーディング上演。

国際演劇協会日本センターについて
ITI本部(ITI-World Wide)は演劇舞踊の国際交流を促進するため、1948年に設立されたユネスコ加盟団体の一つです。本部事務局は長くパリのユネスコ本部内にありましたが、2015年4月より中国の上海に移行して活動しています。日本センターは1951年に設立、その後、1990年には社団法人となり、2013年7月には公益社団法人に移行認定されました。演劇舞踊の創造と交流を促進することにより、世界各国間の相互理解を深め、文化の発展と平和の構築に寄与することを目的としています。主な事業に「国際演劇年鑑(Theatre Yearbook)」(日本語版・英語版)の編集発行、国際演劇年鑑特集企画「紛争地域から生まれた演劇」シリーズの制作・戯曲集発行、レクチャー等があります。現在、永井多恵子が会長を務めています。

《お問合せ》
国際演劇協会日本センター 事務局
電話 03-3478-2189
FAX 03-3478-7218
Mail mail@iti-j.org

〈主催〉公益社団法人 国際演劇協会日本センター
〈制作協力〉特定非営利活動法人 シアタープランニングネットワーク

JKA国際交流の推進活動
この事業は競輪の補助を受けて実施いたします。
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