iti-japan 国際演劇協会日本センター
国際演劇協会日本センターが東京芸術劇場（東京都歴史文化財団）、豊島区、一般社団法人国際協力交流センターと共同主催する中国国家話劇院『リチャード三世』が、東アジア文化都市関連事業として、2019年4月5日（金）〜7日（日）、東京芸術劇場プレイハウスにて日本初演されます。
中国の伝統演劇の技巧や文化的要素を盛り込んだ演出は世界中から賞賛されています。中国国家芸術院団優秀演目賞、優秀俳優賞などを受賞し高い評価を得ている話題作を、ぜひご覧ください。
中国で最も歴史があり、最大規模にして最多のレパートリーを誇る中国国家話劇院。国内演劇を常にリードし続けるカンパニーにおいて、現代劇の民族化、そして中国的表象の現代的表現を模索する演出家・王暁鷹は、初めてのシェイクスピア劇に向き合う上で、中国的な精神を表現しながら、現代的視点、表現方法を融合させた。2012年にロンドンオリンピックの関連事業として開催された「ワールド・シェイクスピア・フェスティバル」に招聘された本作は、中国の伝統的な演劇の技巧や文化的要素を盛り込んだ演出が「魅惑的だ」と絶賛され、高い評価を獲得。現在に至るまで世界各地で上演や再演を続けている。
「写意」の芸術といわれる中国の伝統演劇では、俳優は象徴的な小道具しか持つことを許されず、自分の存在感だけで観客を引きつけ、自分の演技だけで舞台にないものをあるように見せなくてはならない。この『リチャード三世』もまた、大装置や大がかりな照明を用いず、京劇独特の「一卓二椅(いったくにい= 机一つと椅子二脚)」といわれる、からっぽに近い舞台の上に、宮廷の密室やロンドン塔の牢獄、ロンドンの街角、そして血なまぐさい戦場を、俳優が身一つで描き出していく。
主人公リチャード三世を演じるのは、TVドラマにも数多く出演している人気俳優、張皓越（ちょう・こうえつ）。本作で国家芸術院の「優秀俳優賞」を受賞している。また、京劇の繊細優美な台詞回しと現代劇的心理表現で高い評価を得る張鑫（ちょう・きん）が演じるアン・ネヴィル、役者たちが演技力を競う中国の大人気テレビ番組「我就是演員」（訳：私は役者）で準優勝となった涂松岩（と・しょうがん）が演じるバッキンガム公など、実力派キャストにも要注目だ。
詳細はこちらからもご覧いただけます。
【公演概要】
中国国家話劇院「リチャード三世」
作：ウィリアム・シェイクスピア
演出：王暁鷹（オウ・ギョウヨウ）
出演：
リチャード三世：張皓越（チョウ・コウエツ）
バッキンガム公：涂松岩（ト・ショウガン）
エドワード四世：田征(デン・セイ)
マーガレット：佘南南(シャ・ナンナン)
アン／王太子：張鑫（チョウ・キン）
ヘイスティングス：李曄（リ・ヨウ）
エリザベス：王顥樺（オウ・コウカ）
リッチモンド：李建鵬（リ・ケンホウ）
クラレンス：王力夫（オウ・リキフ）
常頔（ジョウ・テキ）
張志勇（チョウ・シユウ）
蔡景超（サイ・ケイチョウ）
打楽器：王佳男（オウ・ケイナン）
照明関連：温曉楠
音響：陳兵
衣裳：劉璇、温聡聡
メイク：申淼、甘玉婷
舞台装置：張新君、李少鵬
全体統括：周莉舞台
監督：王志強
テクニカルマネジメント：謝可
製作：中国国家話劇院
【公演日程】
2019年 4月5日（金）19：00
4月6日（土）15：00★
4月7日（日）15：00
受付開始、ロビー開場：開演60分前／開場：各回30分前
上演言語：中国語（日本語字幕付）
★公演後、ポストパフォーマンストークあり（司会：飯塚容 通訳：福井官奈）
【会場】
東京芸術劇場プレイハウス（東京都豊島区西池袋1―8―1）／03-5391-2111
【チケット】
全席指定（税込）S席7,000円、A席4,000円
U25（25歳以下＊）2,000円、高校生1,000円
当日券：S席7,500円、A席4,500円
＊ITI会員には優待割引があります（S席7,000円→4,000円）
ご希望の方は、お手元の申込用紙に従ってお申し込みください。
お手元にない場合は、3月29日（金）の午前中までに事務局までお問い合わせください。
(事務局) 電話：03-3478-2189（土日祝を除く11時〜17時）、FAX:03-3478-7218、メール：mail@iti-j.org
チケット取扱い
■東京芸術劇場ボックスオフィス http://www.geigeki.jp/t/
■東京芸術劇場
＜1階窓口＞ 休館日を除く午前１０時から午後7時まで
＜お電話＞ 0570-010-296（ナビダイヤル） 休館日を除く午前１０時から午後７時まで
＜東アジア文化都市関連事業＞
主催：豊島区、東京芸術劇場（東京都歴史文化財団）、公益社団法人 国際演劇協会日本センター、一般社団法人 国際協力交流センター
協力：日中演劇交流話劇人社
