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10/6&7 特別講座「アラブ演劇の現在」


弊センターは、今年12月「紛争地域から生まれた演劇9」でガンナーム・ガンナーム作『朝のライラック(ダーイシュ時代の死について)』をリーディング公演(初訳・初演)で紹介します。
これに先がけて10月6日と7日、アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャより作家を招き、来年10度目の開催を迎える「アラブ演劇フェスティバル」などアラブ演劇協会(ATI)の活動とアラブ演劇の「いま」について聞きます。みなさまのご参加をお待ちしております。

※10月6日(金)の回は残席僅かとなりました

 

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特別講座「アラブ演劇の現在」
講師:ガンナーム・ガンナーム(ヨルダン(パレスチナ)/劇作家・演出家・アラブ演劇協会(ATI)出版広報部)


➀10月6日(金)18時半~21時
「アラブ世界の演劇フェスティバル」
聞き手:市村作知雄(フェスティバル/トーキョー17 ディレクター)

②10月7日(土)14時~16時半
「アラブ世界の中の演劇と私」
聞き手:岡真理(現代アラブ文学研究者、京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

会場 東京芸術劇場 アトリエイースト
入場料 1日500円(要予約)
通訳付(アラビア語・日本語)

ご予約・お問合せ
国際演劇協会日本センター事務局

メール:iti.lecture@gmail.com
TEL : 03-3478-2189 (平日11時〜17時)
※メールでご予約の場合は、件名を「ガンナームトーク申込」として、本文に以下5点をご明記ください。
1)氏名(ふりがなをお書き添えください)
2)人数
3)希望日(10月6日、7日、両日)
4)日中に連絡をとれる電話番号
5)iti.lecture@gmail.comから受信可能なメールアドレス
ガンナーム・ガンナーム
Ghannam Ghannam
演出家、劇作家、俳優。1955年ジェリコ生まれ。1984年から演劇活動を開始。ヨルダン芸術家連盟会員、ヨルダン演劇人協会会員。アラブ演劇協会(ATI、在シャルジャ)等の設立に参加。現在はアラブ演劇協会で出版・広報責任者を務めるほか、アラブ圏の多数の演劇祭で審査員を務める。代表作に故ガッサーン・カナファーニー原作の一人芝居『ハイファに戻って』。戯曲『朝のライラック(ダーイシュ時代の死について)』(2016)でのヨルダン文化省創造賞のほか、戯曲賞、演出賞を多数受賞。最新作はモノドラマ『私は亡命先で死ぬ』(2017、作・演出・出演)。

アラブ演劇フェスティバル
Arab Theatre Festival
アラブ演劇協会(ATI)主催によるアラブ最大の演劇祭。「新しく、更新し続けるアラブ演劇を目指して」を旗印に2009年から毎年開催されている。開催国(都市)は毎年異なり、これまでカイロ、チュニス、ベイルート、アンマン、ドーハ、シャルジャ、ラバト、クウェート、アルジェで行われた。2018年は1月10日から16日までチュニスで開催予定。運営はATIと開催国の演劇団体(官民)が連携して行う。
「アラブ演劇の日」には毎年、アラブ諸国を代表する演劇人によるメッセージが発信されており(必ずしも開催国のアーティストではない)、2017年の発信者はヨルダンのハーティム・サイイド(演出家・演劇評論家)。2018年の発信者はシリアのファルハーン・ブルブル(作家・演出家)が予定されている。
フェスティバルでは、公募(*)で選ばれた作品の上演が行われ、優秀作品にはATIの理事長シェイフ・スルターン・ビン・ムハンマド・カースィミー殿下(シャルジャ首長)の名前を冠した「カースィミー賞」が贈られ(2011年~)、これまでにパレスチナのイエスシアターによる『ハイル・ターイハ』などが受賞している。

(*)公募の条件には「過去一年以内に制作された作品であること」「アラブ人の重要な関心事を反映していること」「作・演出・出演・スタッフがアラブ諸国出身であること」「テキストの言語が正則アラビア語であることが望ましい」「書下ろしのテキストであることが望ましい」などがある。

アラブ演劇協会
Arab Theatre Institute-ATI
2007年、アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャ首長シェイフ・スルターン・ビン・ムハンマド・カースィミー殿下のイニシアティブにより設立。本部はUAEシャルジャ市。アラブ諸国における演劇活動、学校での演劇教育、演劇人の交流の促進、若手の育成、演劇に関わる文学者(作家を含む)の文学的・経済的権利に関する意識向上や、その権利を保障するための法律・協定制定のための活動、アラブと非アラブの演劇関係者の交流促進、アラブ演劇の紹介を行っている。現理事長は当協会設立者でもあるシェイフ・スルターン・ビン・ムハンマド・カースィミー殿下。事務総長はUAE出身の演劇関係者が務め(任期は4年)、現職はイスマーイール・アブダッラー(劇作家・メディア・文化の専門家)。

10月6日の聞き手
市村作知雄(フェスティバル/トーキョー17 ディレクター)

1949 年生まれ。ダンスグループ山海塾の制作を経て、トヨタ・アートマネジメント講座ディレクター、パークタワーホールアートプログラムアドバイザー、㈱シアター・テレビジョン代表取締役を歴任。東京国際舞台芸術フェスティバル事務局長、東京国際芸術祭ディレクターとして国内外の舞台芸術公演のプログラミング、プロデュース、文化施設の運営を手掛けるほか、アートマネジメント、企業と文化を結ぶさまざまなプロジェクト、NPO の調査研究などにも取り組む。

10月7日の聞き手
岡 真理(現代アラブ文学研究者、京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
東京外国語大学アラビア科卒。同大学院修士課程修了。学生時代にパレスチナに出会い、以来、現代世界に生きる人間の思想的課題として、文学やアートを通して「パレスチナ問題」を考究する。著書に『アラブ 祈りとしての文学』(みすず書房)、『棗椰子の木陰で 第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社)ほか。2009年より、平和を目指す朗読集団「国境なき朗読者たち」を主宰、京都を中心に各地でガザ朗読劇の上演活動を続ける。

文化庁委託事業「平成29年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
国際演劇年鑑2018関連企画
主催 
文化庁、国際演劇協会日本センター
共催 フェスティバル/トーキョー
制作 国際演劇協会日本センター

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