次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
ITI日本センターでは1972年から、前年1年間(1~12月)の国内外の舞台芸術状況をまとめた「国際演劇年鑑」を編集・刊行しています。
「国際演劇年鑑」には日本語版と英語版があります。日本語版には日本国内と世界の約30の国・地域の舞台芸術について各国の専門家が原稿を寄せ、英語版は日本語版に掲載された日本国内の舞台芸術事情を英訳して構成されています。
ITI日本センターでは、皆さまにご活用いただけるような誌面づくりを目指しています。「この国を取りあげて欲しい」など、年鑑についてのご要望があれば、次回の編集の参考にさせていただきますので、当センターまでご意見をお寄せ下さい。
「国際演劇年鑑」は、会員以外の方にも実費でおわけしています。ご希望の方は、ITI日本センターまでご連絡ください。
●「国際演劇年鑑:諸外国の演劇事情」(日本語版)
世界各国の1年間の舞台芸術の状況を、現地に詳しい専門家が解説します。近年は約30ヵ国をとりあげています。また、あわせて、日本の伝統芸能から現代演劇、児童演劇まで、それぞれの分野の専門家が執筆します。
A5版・約300ページ
発行回数:1回/年
発行部数:約1,300部
送付先:会員の皆さま、舞台芸術関連組織、駐日大使館文化部・広報部、文化センター、大学図書館など。
●「Theatre Yearbook: Theatre in Japan」(英語版)
能、狂言、歌舞伎、文楽、商業演劇、現代演劇、日本舞踊、バレエ、コンテンポラリーダンス、舞踏、児童青少年演劇、人形劇、テレビ、ラジオと、多岐にわたる日本の舞台芸術・放送芸術の1年についてそれぞれの専門家が執筆します。
A5版・約250ページ
発行回数:1回/年
発行部数:約1,200部
送付先:ITI各国センター、各国の主要大学図書館や国立図書館、各国駐日大使館資料室など。
●「国際演劇年鑑」目次一覧
ワールド・シアター・デイ メッセージ
ウェレウェレ・リキン/マヤ・ズビブ/ラム・ゴパール・バジャージ/
サイモン・マクバーニー/サビーナ・ベルマン
世界の舞台芸術を知る 2017
〈アジア・アフリカ〉
中国:名作の再演と、新たな上演の場/田村容子
韓国:2017年、転換期の韓国演劇/李 星坤
シンガポール:コスモポリタンの飛躍と憂鬱/滝口 健
イエメン:内戦の嵐を堪え忍ぶ豊穣な演劇/キャサリン・ヘネシー
ブルンジ:内戦を越え成長のただ中にあるブルンジ演劇/フレディ・サビンボナ
〈南北アメリカ・オセアニア〉
カナダ:カナダ連邦結成150周年を迎えたナショナル・アーツ・センターの試み/神崎 舞
アメリカ:〈ポスト・トゥルース〉時代のアメリカ演劇/外岡尚美
メキシコ/ペルー:アステカ神話・メキシコ革命・ケプラーの法則をめぐる人間模様/吉川恵美子
オーストラリア:エレファント・マンとディスアビリティ演劇の傑作/佐和田敬司
〈ヨーロッパ〉
イギリス:信頼と真実の政治学/本橋哲也
スコットランド:こだわりの在り処/中山夏織
ドイツ/オーストリア/スイス:カストルフ伝説の終わるベルリン・フォルクスビューネ劇場/寺尾 格
フランス:安定への兆しのなかで/藤井慎太郎
イタリア:21世紀の演劇にも「鎮魂の儀式」が続いている?!/山ノ内春彦
スペイン:思索を積み重ねる美しいセリフ/田尻陽一
ポルトガル:公共的な劇場の新時代へ ―― 模索の年/角本 敦 ポルトガル
ポーランド:政治的危機と演劇ノマド/岩田美保 ポーランド
ルーマニア/モルドバ:プルカレーテとマジャール劇場(クルージュ・ナポカ)の活躍/七字英輔
スウェーデン:やはり男女平等が当たり前の国の「静かなアクション」/小牧 游
ロシア:カフェ文化と演劇/篠崎直也
シアター・トピックス
新劇の誕生/大笹吉雄
新作歌舞伎『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』が出来るまで/青木 豪
30年を経て蘇るニナガワ、そしてマクベスの記憶/ロザリンド・フィールディング
〈高校生・学生のための劇評をめぐる3つのプログラム〉
『リチャード三世』劇評ワークショップ 新たな視点をもたらす言葉を/谷 賢一
『表に出ろいっ!』English version『One Green Bottle』観劇カフェ
――他者との対話から生まれる自分の言葉/藤原顕太
トークイベント「劇評と演劇ジャーナリズム」 演劇を文化たらしめる装置としての劇評/内田洋一
海外ツアーレポート
シンガポール滞在制作レポート 範宙遊泳×THE NECESSARY STAGE『SANCTUARY -聖域-』/坂本もも
人形劇団望ノ社『宇宙カバ~Space Hippo』創作から2017年カナダツアーに至るまで/矢内世里 232
特集 紛争地域から生まれた演劇 9
Report:夜の闇を破るアラブの2人の作家たち/後藤絢子
Critique: 語りの物語が示す、その形式性
――アドナーン・アルアウダ『ハイル・ターイハ(さすらう馬)』/高橋宏幸
Critique:ライラク・ドゥハーに寄せて
――ガンナーム・ガンナーム『朝のライラック(ダーイシュ時代の死について)』/岡 真理
日本の舞台芸術を知る 2017
能・狂言:活発な能楽公演の数々/西 哲生
歌舞伎・文楽:若手の抜擢が目立った歌舞伎、年々集客を増やす文楽/水落 潔
ミュージカル:出色、『ビリー・エリオット』オリジナル作も健闘/萩尾 瞳
現代演劇:私たちの「現在地」を見つめて/山口宏子
児童青少年演劇・人形劇:オリンピックに向けて団結/横溝幸子
日本舞踊:非日常(ハレ)と日常(ケ)を見極める時/平野英俊
バレエ:逆風に立ち向かう創造的なエネルギー、一方で広がる地域格差/うらわまこと
コンテンポラリーダンス・舞踏:ダンスにとって、SNSは敵か味方か!?/堤 広志
テレビドラマ:増える動画配信系ドラマや海外発信とシニア向けドラマの開拓/こうたきてつや・中町綾子
【編集長】田之倉稔
【発行者】公益社団法人 国際演劇協会日本センター
文化庁 平成29年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
※「戯曲集 紛争地域から生まれた演劇9」を同時刊行しています。ご希望の方は、mail@iti-j.org までお問い合わせください。
〈収録作品〉
『ハイル・ターイハ(さすらう馬)』 作=アドナーン・アルアウダ(シリア) 翻訳=中山豊子
Khail Taiha (Lost Horses) by Adnan Alaoda (Syria)
『朝のライラック(ダーイシュ時代の死について)』 作=ガンナーム・ガンナーム(ヨルダン/パレスチナ) 翻訳=渡辺真帆
Lilac Duhaa (Death in the Era of Da‘ish) by Ghannam Ghannam (Jordan/Palestine)
————————————
ワールド・シアター・デイ メッセージ/イザベル・ユペール
世界の舞台芸術を知る 2016
〈アジア・アフリカ〉
中国:多数を占めた改編作品、翻訳作品/飯塚 容
韓国:韓国演劇界――検閲と怒り/南 聲鎬
イラン:活況段階(ステージ)の鳥瞰図/マルジャーン・ムーサヴィー
〈南北アメリカ・オセアニア〉
カナダ:ポスト・ルパージュ世代の台頭に見るカナダ演劇の未来/神崎 舞
アメリカ:「体験」への希求――体験型演劇とサード・レイル・プロジェクツ/外岡尚美
アルゼンチン:南米舞台芸術の都、ブエノスアイレス/ハイメ・ルイス・グティエレス
オーストラリア:過去の作品から現代を見つめる上演と、現代だからこそ紡ぎ出せる物語/佐和田敬司
〈ヨーロッパ〉
イギリス:メランコリーからの脱出――人種、難民、ナショナル・アイデンティティ/本橋哲也
スコットランド:大地、音楽、そして正義/中山夏織
アイルランド:ナショナリズムの再考と女性の表象/坂内 太
ドイツ / オーストリア:難民問題に対峙し続けるドイツ演劇/寺尾 格
フランス:〈テロ以後〉の舞台芸術の行方/藤井慎太郎
スペイン:演劇フェスティバルのありがたさを実感/田尻陽一
イタリア:政治風刺のコメディアンと政治家とが共生するイタリア/山ノ内春彦
ポーランド:政治の風に荒れる2016年/岩田美保
ルーマニア / モルドバ:ルーマニア演劇とモルドバ演劇に見られた「変化」/七字英輔
スウェーデン:わくわくした2016年/小牧 游
ノルウェー:国際情勢の中におけるノルウェー演劇/タラ・石塚・ハッセル
ロシア:変わりゆく劇場の「かたち」と実験演劇の可能性/篠崎直也
シアター・トピックス
日露バレエ交流100年――1916年帝劇で上演された日本初のバレエ公演/川島京子
劇場ロビーを難民一時宿泊所に!――ハンブルク・ドイツ劇場の試み/原サチコ
フジャイラ国際芸術祭レポート/曽田修司
もう半歩――中国演劇との協働/佐藤 信
文楽、近年の動きと取り組み/亀岡典子
「60年代演劇」から「世界のニナガワ」へ/高橋 豊
海外ツアーレポート
庭劇団ペニノ『地獄谷温泉 無明の宿』ヨーロッパ4カ国ツアー/小野塚央
身体をメディアとして蘇った怪物――川口隆夫『大野一雄について』北米7都市ツアー/飯名尚人
特集 紛争地域から生まれた演劇 8
Report:危機の時代に立ち向かう演劇/林 英樹
Director’s Note:『ジハード』演出にあたって/瀬戸山美咲
Critique:知的で巧妙なスキーム――ナシーム・スレイマンプール『白いウサギ、赤いウサギ』考/河野 孝
日本の舞台芸術を知る 2016
能・狂言:各種多彩な能楽公演/西 哲生
歌舞伎・文楽:二つの大名跡の襲名と国立劇場開場五十周年/水落 潔
ミュージカル:窮屈な時代に抗う作品/萩尾 瞳
現代演劇:大いなる喪失を超えて/山口宏子
児童青少年演劇・人形劇:「TYA Japan」で結束はかる/横溝幸子
日本舞踊:日常と非日常から見つめ直す時/平野英俊
バレエ:厳しい環境のもと活動を続けるバレエ界/うらわまこと
コンテンポラリーダンス・舞踏:モダンの回顧とコンテンポラリーの円熟、時代の節目に社会と向き合うダンス/堤 広志
テレビドラマ:人間の尊厳と素晴らしさへの想像力が試されるとき/こうたきてつや
【編集長】田之倉稔
【発行者】公益社団法人 国際演劇協会日本センター
文化庁 平成28年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
※「戯曲集 紛争地域から生まれた演劇8」を同時刊行しています。ご希望の方は、mail@iti-j.org までお問い合わせください。
〈収録作品〉
『白いウサギ、赤いウサギ』(イラン) 作=ナシーム・スレイマンプール 翻訳=關 智子
White Rabbit, Red Rabbit by Nassim Soleimanpour (Iran)
『ジハード』(ベルギー) 作=イスマエル・サイディ 翻訳=田ノ口誠悟
Djihad by Ismaël Saidi (Belgium)
————————————
ワールド・シアター・デイ メッセージ/アナトーリー・ワシーリエフ
世界の舞台芸術を知る 2015
〈アジア・アフリカ〉
中国:上海話劇芸術センター20周年、抗日戦争勝利70周年など/飯塚 容
韓国:韓国演劇界―騒動と委縮/南 聲鎬
カンボジア:2015年のカンボジア現代舞台芸術/カン・リティサル
ミャンマー:ミャンマーの演劇と現代/松岡裕佑・兵頭千夏
パキスタン:イスラーム教徒に「凧上げ」は禁止なのか?――アジョーカー劇場の新たな勧告劇/村山和之
スーダン:スーダン演劇の歩み――19世紀から今日まで/シャムス・エルディン・ユニス
ケニア:ケニア演劇の歩みと2015年のシナリオ/ロジャーズ・オティエノ
タンザニア:舞台芸術の発展をめざして――パラパンダ・シアターと国立アーツカウンシル(BASATA)の活動を中心に/ハビバ・イッサ
〈南北アメリカ・オセアニア〉
カナダ:ケベックの舞台芸術―言葉の壁を超えて/神崎 舞
アメリカ:「パラダイム・シフト!」――開かれた多様性へ向けて/外岡尚美
メキシコ / ペルー:メキシコ演劇見聞報告――ペルー演劇の小報告を添えて/吉川恵美子
オーストラリア:移り変わる戦争の表象/佐和田敬司
〈ヨーロッパ〉
イギリス:戦争と死刑――国家テロリズムに抗して/本橋哲也
スコットランド:メイド・イン・スコットランド―充実の作品群と変化の兆し/中山夏織
オーストリア / ドイツ:難民問題に対峙するドイツ演劇/寺尾格
フランス:テロにはじまりテロに終わった2015年 しかし演劇界にとっては豊穣の年に/藤井慎太郎
スペイン:スペイン演劇はもしかしたら今が第二の黄金世紀かもしれない/田尻陽一
イタリア:劇場は真実を追求する者の砦とりでだ!/山ノ内春彦
ハンガリー:演劇界の終焉?―なにがアポカリプスなのか/トムパ・アンドレア
ポーランド:安泰と不穏―カントル年と公的劇場250周年/岩田美保
ルーマニア:第22回シビウ国際演劇祭と第25回国民演劇祭/七字英輔
スウェーデン:文化予算の行方と舞台成果/小牧 游
デンマーク:舞台芸術の世界の拡大/シグリズ・ヨハンネセン
ロシア:苦境の中で進む改革、好調なペテルブルグ演劇/篠崎直也
〈海外トピックス〉
アジアの舞台芸術制作者をネットワークする試み――APP(Asian Producers’ Platform)について/横山義志
芸術はいかにしてディストピアを生きのびるか――表現の自由とパフォーミングアーツ/ティラワット・ムンウィライ
特集 紛争地域から生まれた演劇 7
Report:演劇と世界――日本と世界の出会いをめぐって/新野守広
Review:夕食を食べさせないDJ、あるいは観客を殴る作者 ヤーセル・アブー=シャクラ『夕食の前に』評/關 智子
Interview:元少年兵や孤児たちと“社会”をつなぐ演劇――ITI本部のアリ・マフディ氏(スーダン)に聞く/花崎 攝
国内の舞台芸術を知る 2015
能・狂言:各賞の受賞と大曲上演/西 哲生
歌舞伎・文楽:新たな観客開拓の試みと二つの襲名公演/水落 潔
ミュージカル:翻訳新作からオリジナルまで/萩尾 瞳
現代演劇:戦後70年と向き合って/山口宏子
児童青少年演劇・人形劇:少子化のなか健闘の1年 新潮流の「ベビードラマ」やキッズ・プログラムも充実/横溝幸子
日本舞踊:2015年の日本舞踊 今、改めて洋を学び、邦で表現する意味/平野英俊
バレエ:2015年のバレエ界 厳しい環境のなかで精一杯の活動/うらわまこと
コンテンポラリーダンス・舞踏:越境し深化するダンスシーン、求められる次代への潮流/堤 広志
テレビ・ラジオ:2015年のテレビドラマを中心に/こうたきてつや
〈国内トピックス〉
朗読劇『この子たちの夏 ―1945・ヒロシマ ナガサキ』 〈対談〉下重暁子×大林宣彦
劇評を書いて舞台を味わう 高校生劇評グランプリ 最優秀賞/編集部
海外ツアーレポート
『SOMAプロジェクト』~企画からの共同制作 文化から個性、そして協働へ/岸本匡史
日本・セルビア演劇交流プロジェクト『バルカンのスパイ』セルビア5都市をめぐる旅/宗重博之
【編集長】田之倉稔
【発行者】公益社団法人 国際演劇協会日本センター
文化庁 平成27年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
※「戯曲集 紛争地域から生まれた演劇7」を同時刊行しています。ご希望の方は、mail@iti-j.org までお問い合わせください。
〈収録作品〉
『狂人と専門家』(ナイジェリア) 作=ウォレ・ショインカ 翻訳=粟飯原文子
Madmen and Specialists by Wole Soyinka (Nigeria)
『イスマイルとイサベル』(フィリピン) 作=ロディ・ヴェラ 翻訳=珍田真弓
Ismail at Isabel by Rody Vera (Philippines)
『夕食の前に』(シリア) 作=ヤーセル・アブー=シャクラ 翻訳=鵜戸 聡
Before Dinner by Yaser Abu Shaqra (Syria)
————————————
ワールド・シアター・デイ メッセージ/クシシュトフ・ヴァルリコフスキ
世界の舞台芸術を知る 2014
〈アジア・アフリカ〉
中国:シェイクスピア生誕450周年、『雷雨』発表80周年の記念上演など/飯塚 容
韓国:演劇フェスティバルと文化権力/南 聲鎬
マカオ:マカオの現代パフォーミング・アーツ/エリック・クォン
フィリピン:困難を乗り越えて実り多き年に/ロドルフォ・ヴェラ
インド:2014年を振り返って/鶴留聡子
アフガニスタン:アフガニスタン・シアター・マップ2014/村山和之
ジンバブエ:2009~2013年のジンバブエ演劇界の発展/サミュエル・ラヴェンガイ
〈南北アメリカ・オセアニア〉
カナダ:地域活性化の起爆剤 ―夏の演劇フェスティバル―/神崎 舞
アメリカ:南北戦争からポスト9.11まで パブリック・シアターの革新的試み/外岡尚美
メキシコ:シェイクスピア・日本・国境/吉川恵美子
キューバ:変わる国、挑戦する演劇人たち/ノルヘ・エスピノーザ・メンドーサ
オーストラリア:見えない人々の「いま」を描く/佐和田敬司
〈ヨーロッパ〉
イギリス:独立か自律か――権力と民主主義のはざまで/本橋哲也
スコットランド:「独立」に思いをはせ、「変化」を楽しもうとする芸術家たち/中山夏織
オーストリア / ドイツ:スキャンダルの都市三つ:ウィーン、ライプツィヒ、ベルリン/寺尾 格
フランス:太陽劇団の新作、ストに脅かされたアヴィニョン演劇祭、若手演劇人の台頭、新しい文化相の登場/小田中章浩
ベルギー:2014年ベルギー舞台芸術の情勢/サラ・ヤンセン
スペイン:スペインと日本の現代演劇の交流/田尻陽一
イタリア:「イタリアはもうダメだ」と言う声の中で死力を振り絞るイタリアの演劇人たち/山ノ内春彦
ギリシャ:大不況下での演劇活動/山形治江
アルメニア:国際交流の復活で新たな時代を迎えた演劇界/レヴォン・ムタフャン
チェコ:チェコ演劇の2014年をかえりみて/ペトル・ホリー
ポーランド:民主化25年の平安が生んだものは?/岩田美保
モルドバ:「戦争はいやだ、芝居をしよう」/七字英輔
スウェーデン:新作戯曲の欠乏と世代交代/小牧 游
ロシア:何をなすべきか?/篠崎直也
〈海外トピックス〉
ITI全体の活動状況と最新の潮流/曽田修司
特集 紛争地域から生まれた演劇 6
Report:私たちは戦争、暴力、支配を超えられるか?/吉岩正晴
Review:潜在的加害者性とそのリアリティ/關 智子
Critique:ポストコロニアルと演劇/西堂行人
国内の舞台芸術を知る 2014
能・狂言:人間国宝、文化功労者、芸術院賞/西 哲生
歌舞伎・文楽:中堅若手の躍進で多彩な展開をみせる歌舞伎界 文楽は住大夫引退で過去最高の大入りを記録/水落 潔
ミュージカル:初演作に成果/萩尾 瞳
現代演劇:歴史の曲がり角で光る女性劇作家たち/山口宏子
児童青少年演劇・人形劇:子どもたちに感動を/横溝幸子
日本舞踊:手業事業の「素踊」を明日に向けて/平野英俊
バレエ:変革の兆しが見えて来たバレエ界/うらわまこと
コンテンポラリーダンス・舞踏:クラスター化するアートマーケット、クール・ジャパンとしてのダンス/堤 広志
テレビ・ラジオ:テレビドラマ2014/こうたき てつや
〈国内トピックス〉
歌舞伎、海外公演の歩み/飯塚美砂
歌舞伎に次ぐ日本独自の演劇発信/石井啓夫
ベトナム舞台芸術関係者中期招へい事業 VPAMを受け入れて/横堀ふみ
第1回「ITI世界の演劇ワークショップ〈京劇・日本舞踊〉」報告 現代演劇は伝統劇に学べるか?/菱沼彬晁
海外ツアーレポート
批評としての演劇表現を問う旅へ 劇団「地点」フィンランド公演までの試み/田嶋結菜
明洞芸術劇場(韓国)×東京芸術劇場(日本)国際共同製作『半神』/前田圭蔵
平均年齢75歳のさいたまゴールド・シアター、香港・パリ公演/松野 創
【編集長】田之倉稔
【発行者】公益社団法人 国際演劇協会日本センター
文化庁 平成26年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
※「戯曲集 紛争地域から生まれた演劇6」を同時刊行しています。ご希望の方は、mail@iti-j.org までお問い合わせください。
〈収録作品〉
『燃えるスタアのバラッド』(UK/イスラエル) 作=ニル・パルディ 翻訳=角田美知代
Ballad of the Burning Star by Nir Paldi (U.K./Israel)
『ブルカヴァガンザ』(パキスタン) 作=シャーヒド・ナディーム 翻訳=村山和之
Burqavaganza by Shahid Nadeem (Pakistan)
————————————
ワールド・シアター・デイ メッセージ/ブレット・ベイリー
世界の舞台芸術を知る 2013
〈アジア・アフリカ〉
中国:大制作と小劇場、北京と上海/飯塚 容
韓国:演劇、歴史に生きる個人の模索/南 聲鎬
ベトナム:ルー・クアン・ヴー演劇祭・南北交流・日越友好年/吉岡憲彦
タイ:ニコン・セタンと振り返るこの1年/千德美穂
インドネシア:ベケットからドルフマン、そしてブレヒトまで/セノ・ジョコ・スヨノ
シンガポール:新たな時代への先触れ/滝口 健
パキスタン:独立記念風刺劇の愉しみ/村山和之
イスラエル:演劇なんてこわくない/ライラック・デケル=アヴネリ
トルコ:芸術、政治、圧制、そして希望/ディクメン・ギュリュン
台湾:二人の若い世代のパフォーマンスに見出せる希望/姚 立群
〈南北アメリカ・オセアニア〉
カナダ:トロントの新興劇場に見るカナダ演劇の最新トレンド/吉原豊司
アメリカ:演劇的伝統とミュージカルの新しい展開/外岡尚美
メキシコ:ビオレンシアの嵐の中で/吉川恵美子
ボリビア:ふたつの異なる演劇活動/兒島 峰
オーストラリア:対照的な、スケールの大きい二つの作品/佐和田敬司
〈ヨーロッパ〉
イギリス:人種主義の彼岸/本橋哲也
スコットランド:2013年、我らがスコットランド/中山夏織
ドイツ:フェリツィア・ツェラー『見知らぬ友人Xたち』のワーカホリック批判と悲哀/寺尾 格
フランス:シェローの死、アヴィニョン演劇祭の監督交代/小田中章浩
スペイン:コトバ、コトバ、演劇とはコトバ/田尻陽一
イタリア:経済危機のどん底でも生き残る「演劇の鼠」たち/山ノ内春彦
スイス:ドイツ語圏の舞台芸術シーンから/ダグマー・ヴァルザー
チェコ:政治に翻弄される劇場と新しい世代の活躍/ペトル・ホリー
ポーランド:優れた公立劇団の苦悩と活気づく自主劇団/岩田美保
ベラルーシ:ベラルーシ演劇の歴史と現状/ゲオルギー・バルトシュ、デニス・マルチーノビッチ
モルドバ:「日本文化の日々」と新作『ゴドーを即興しながら』/七字英輔
スウェーデン:多様な人種の住むこの国で/小牧 游
ロシア:地方劇場の躍進、存在感を高める中堅演出家たち/篠崎直也
〈海外トピックス〉
GATS FestivalとATEC Festival/菱沼彬晁
言葉の出会い――演劇と翻訳/林 立騎
特集 紛争地域から生まれた演劇5
「紛争地域から生まれた演劇 5」レポート/後藤絢子
ActできないActorたち――『3 in 1』(パレスチナ)を中心に/關 智子
アラブ=ベルベル演劇の現在――アルジェリア演劇祭管見/鵜戸 聡
国内の舞台芸術を知る 2013
能・狂言:国立能楽堂開場30周年と各賞の受賞/西 哲生
歌舞伎・文楽:新歌舞伎座開場と竹本義太夫300回忌、近松門左衛門生誕360年/水落 潔
ミュージカル:ますますバラエティ豊かに/萩尾 瞳
現代演劇:震災後の現実見据え30代の活躍目立つ/山口宏子
児童青少年演劇・人形劇:夏休み盛んなファミリーフェスティバル/横溝幸子
日本舞踊:新たな時代への先触れ/平野英俊
バレエ:厳しい状況の中、全国各地で質の高い活動が/うらわまこと
コンテンポラリーダンス・舞踏:ブームの終焉から歴史の捉え直し、次世代振付家の台頭へ/堤 広志
テレビ・ラジオ:テレビ放送開始60周年、テレビドラマの力が見直された年に/こうたきてつや
〈国内トピックス〉
地域の劇場と制作者のネットワークから展開する「共同プロデュース」の新たな動き/小倉由佳子
伝統芸能ワークショップ 平和主義を伝える曲『羽衣』を学ぶ/小田切ようこ
海外ツアーレポート
マームとジプシー 日本語を音として響かせる/植松侑子
THE BEE 世界を飛び続ける国際プロジェクト/内藤美奈子
杉本文楽 曾根崎心中 異文化を超えて/岡村滝尾
【編集長】大笹吉雄
【発行者】公益社団法人 国際演劇協会日本センター
文化庁 平成25年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
※「戯曲集 紛争地域から生まれた演劇5」を同時刊行しています。ご希望の方は、mail@iti-j.org までお問い合わせください。
〈収録作品〉
『3 in 1』(パレスチナ) 作=イハッブ・ザハダァ、ムハンマド・ティティ、ラエッド・シュウヒィ(イエスシアター) 翻訳=柳谷あゆみ
3 in 1 by Ihab Zahdeh, Mohammad Titi and Raed Shuyoukhi (Palestine)
『修復不能』(アフガニスタン) 作=アフガニスタン人権民主主義連盟(AHRDO) 翻訳=後藤絢子 翻訳監修=村山和之
Infinite Incompleteness by AHRDO (Afghanistan)
『包囲された屍体』(アルジェリア) 作=カテブ・ヤシン 翻訳=鵜戸 聡
Le Cadavre Encerclé by Kateb Yacine (Algeria)