Outline 開催概要

舞台公演の記録映像は撮影された後、保存され、使われないまま時間が過ぎ去ることが多いのではないでしょうか。2020年にスタートしたEPAD(緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業)では既に約1300本の舞台公演の記録映像を収集しており、さらに400本余の情報を公開できるよう作業継続中です。このシンポジウムでは、これらの舞台公演映像が教育・研究・国際交流の各現場でどう利活用されているのか、コロナ禍を経て、さらにどのように利活用できるのか、その具体的な方法や可能性について考えます。

EPADとは

Program プログラム

2022年12月1日(木)

第1部「教育・研究の現場から」
13:30 - 15:00

登壇者

梅山いつき(近畿大学)
岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館)
多和田真太良(玉川大学)
松山立(日本大学)

モデレーター

横堀応彦(国際演劇協会日本センター/跡見学園女子大学)

第2部「国際交流の現場から」
15:30 - 17:00

登壇者

伊藤達哉(緊急事態舞台芸術ネットワーク/
ゴーチ・ブラザーズ)

川崎陽子(KYOTO EXPERIMENT)
成島洋子(SPAC-静岡県舞台芸術センター)
堀朝美(贅沢貧乏)

モデレーター

三好佐智子(EPAD2022事務局/quinada)

配信限定イベントとなります。
視聴方法は本ページ下部をご覧ください。

Speakers 登壇者紹介

第1部「教育・研究の現場から」

梅山 いつきITSUKI UMEYAMA近畿大学

演劇研究者。1981年、新潟県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。演劇博物館で現代演劇に関する企画展を手がけ、現在、近畿大学准教授。アングラ演劇をめぐる研究や、野外演劇集団にスポットを当てたフィールドワークを展開している。著書に『佐藤信と「運動」の演劇』(作品社、第26回AICT演劇評論賞受賞)、『アングラ演劇論』(作品社、第18回AICT演劇評論賞受賞)、『六〇年代演劇再考』(岡室美奈子との共編著、水声社)など。

岡室 美奈子MINAKO OKAMURO早稲田大学演劇博物館

早稲田大学演劇博物館館長・文学学術院教授、文学博士(UCD)。専門は現代演劇論、テレビドラマ論、サミュエル・ベケット論。日本演劇学会理事、デジタルアーカイブ学会評議員、放送番組センター理事、文化審議会委員などを務める。共編著書に『六〇年代演劇再考』、『サミュエル・ベケット!――新しい批評』など、訳書に『新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム』などがある。演劇博物館Japan Digital Theatre Archives開設責任者。

多和田 真太良SHINTARYO TAWATA玉川大学

演出家、演劇研究者。明治大学文学部演劇学専攻、文学座附属演劇研究所研修科演出部を経て学習院大学大学院身体表象文化学専攻博士後期課程修了。最近の主な演出に『出口なし』『R.U.R.』『三文オペラ』『女の平和』『十二夜』など。「戯れの会」主宰。日本演劇学会会員。日本演出者協会会員。学習院大学非常勤講師。博士(表象文化学)。玉川大学芸術学部演劇・舞踊学科/パフォーミング・アーツ学科准教授。

松山 立RYU MATSUYAMA日本大学

明治大学文学部文学科演劇学専攻卒業後、英University of Essex MA in Acting (International)修了。2010年より多摩美術大学助手、2017年より青山学院女子短期大学助教を経て、現在は日本大学芸術学部演劇学科准教授。また、文化庁新進芸術家海外研修制度により、ロンドンの演劇学校における俳優教育の調査研究を進める。専門は演技論や俳優育成法。著書に『演劇の課題2』(共著)

モデレーター

横堀 応彦MASAHIKO YOKOBORI国際演劇協会日本センター/
跡見学園女子大学

ドラマトゥルク、舞台芸術研究者。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。ライプツィヒ音楽演劇大学においてドラマトゥルギーを専攻。ドラマトゥルクとして参加した作品にオペラ『夕鶴』(演出 岡田利規)、Q『妖精の問題』(作・演出 市原佐都子)等。フェスティバル/トーキョー、TPAM、東京芸術劇場等での制作業務を経て、現在跡見学園女子大学マネジメント学部専任講師、国際演劇協会日本センター事務局長代理。

第2部「国際交流の現場から」

伊藤 達哉TATSUYA ITO緊急事態舞台芸術ネットワーク/
ゴーチ・ブラザーズ

有限会社ゴーチ・ブラザーズ代表取締役。早稲田大学在学中に阿佐ヶ谷スパイダースの制作として演劇活動を開始。2004年に有限会社ゴーチ・ブラザーズを設立し代表を務める。松居大悟、中屋敷法仁、谷賢一といったクリエイターとのプロデュース公演などのほか、ジョナサン・マンビィ、ショーン・ホームズら英国の演出家と定期的にワークショップや作品づくりに携わる。一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局長、NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク理事 、桜美林大学非常勤講師。

川崎 陽子YOKO KAWASAKIKYOTO EXPERIMENT

株式会社CAN勤務を経て、2011-2014年京都芸術センター アートコーディネーター。2014-2015 年、文化庁新進芸術家海外研修制度によりベルリン HAU Hebbel am Ufer劇場にて研修。近年はジャンルを横断したプロジェクトの企画・制作を行う。KYOTO EXPERIMENTには2011年より制作として参加、2020年より共同ディレクター。

成島 洋子YOKO NARUSHIMASPAC-静岡県舞台芸術センター

SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術局長。静岡県静岡市生まれ。1998年よりSPACの制作部スタッフとして活動を開始。SPAC製作の舞台作品の制作のほか、「ふじのくに⇄せかい演劇祭」や「ふじのくに野外芸術フェスタ」の運営を行う。国際共同制作作品や海外ツアーなどにおける海外フェスティバルや劇場との渉外業務を担当。制作部主任を経て、2008年より現職。静岡市文化振興審議会委員。

堀 朝美ASAMI HORI贅沢貧乏

1991年神奈川県生まれ。フェスティバル/トーキョー13 YAMP(Youth Arts Management Program)への参加と国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM)2014でのインターンを経て、2015年よりフリーランスの舞台制作者として活動。山田由梨(作家・演出家・俳優/贅沢貧乏主宰)のアーティストマネジメントならびに贅沢貧乏のプロデュース、木ノ下歌舞伎や山海塾などの公演制作に携わる。

モデレーター

三好 佐智子SACHIKO MIYOSHIEPAD2022事務局/quinada

79年生まれ。早稲田大学卒業後、コンサルティング企業、外資系化学企業広報部で勤務。04年有限会社quinada(きなだ)設立。スロウライダーの制作を経て、07年より松井周(サンプル)、岩井秀人(ハイバイ)を担当。2011年に松井周がサンプル「自慢の息子」で第55回、2013年に岩井秀人がハイバイ「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。2016年文化庁新進芸術家育成制度で韓国へ短期留学。2019年に岩井秀人及びハイバイとの契約終了後、2020年からEPAD事務局を運営。

webcast 視聴方法

第1部「教育・研究の現場から」 13:30 - 15:00
第2部「国際交流の現場から」  15:30 - 17:00

*ご視聴には、事前申し込みは必要ありません。
*当日、お時間になりましたら、このページよりご視聴ください。
*本シンポジウムは後日、期間限定でのアーカイブ映像配信を予定しております。

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シンポジウム終了後に、本ページからご回答いただけます。

Contact お問合せ

本シンポジウムに関するご質問・お問合せ等は下記メールアドレスまで直接お願いいたします。

国際演劇協会日本センター
email
admin@iti-japan.or.jp

主  催:EPAD2022実行委員会
企画制作:公益社団法人国際演劇協会日本センター

iti-japan 国際演劇協会日本センター EPAD
文化庁

文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業
(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)

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