ITI日本センターでは、当協会の活動や国内外の舞台芸術と国際交流に関する情報を掲載した機関紙「ITIニュース」を発行し、会員の皆さまをはじめ、舞台芸術関連組織、駐日大使館文化部・広報部、文化センターなどに配布しています。
B5版・約8~16ページ(号によって異なります)
発行回数:1~2回/年
発行部数:約1000部
「ITIニュース」の初回発行号(1951年5月発行)
まだ「ITIニュース」と銘打たれてはいませんが、ITI日本センターが発行した初の「機関紙」が事務局に保存されています。
内容は、ITI日本センターの創立趣意、定款草案の抜粋、日本センター設立の経過、日本センターと日本政府との関係について、ITI憲章の抜粋などのほか、ITIの名誉会長であり、『夜の来訪者』の作者として知られる劇作家J・B・プリーストリー(1894-1984)によるITIの存在意義について書いた原稿も掲載されています。
また、ITI日本センター設立のための世話人として、川端康成、河竹繁俊、北村喜八、久保田万太郎の4名が名を連ね、設立に向けたメッセージを寄せるほか、日本センターのITI正式加盟が承認されることになる「ITI第4回オスロ大会」のプログラムも記載されています。
オスロ大会の会期中には「現代舞台美術展覧会」が併催され、日本からは伊藤熹朔製作『ミカド』の舞台美術のほか、長谷川勘兵衛製作の歌舞伎作品『金閣寺』の舞台美術模型や、鳥居忠雅製作の歌舞伎の看板絵などが出品されたことも記録されています。
記念すべき「ITIニュース」の初回発行号は、こちらからご覧いただけます。
初号以降の「ITIニュース」は閲覧もできますので、事務局へお問い合わせください。
「ITIニュース」最新号
● No135 (2024年3月31日発行)
「ITIニュース」バックナンバー
● No134 (2023年1月31日発行)
・ご挨拶 会長 永井多恵子 「演劇知の宝庫ITI」
・「紛争地域から生まれた演劇14」
作=ナタリア・ボロズビト作『Bad Roads』(ウクライナ)作品紹介と公演中止に至るまでの経過報告。
・「ワールド・シアター・レポート」報告
File. 9 ロシア編:守山真利恵さん・伊藤愉さんによるロシア演劇レポート
File. 10 ポーランド編:岩田美保さんによるポーランド演劇レポート
・「ワールド・シアター・ラボ(WTL)2022」開催報告
戯曲読解から場面を立ち上げるワークショップ
『パラナ・ポラー』(アルゼンチン)
ワークショップ&リーディング
『サイプラス・アベニュー』(北アイルランド)
『I Call My Brothers』(スウェーデン)
・クラウド・ファンディング「ITI日本センター初期資料復刊プロジェクト」
・英語圏部会「アイルランド発✈対立と融和をめぐるモノガタリ」開催報告
Aプログラム『出られないふたり』『月がのぼれば』
Bプログラム『橋の上のワルツ』
・EPAD(デジタル・アーカイブ&デジタルシアター化支援事業)紹介とシンポジウム報告
・ハラスメント防止対策策定報告
・英語圏部会報告
・戯曲翻訳部会報告
・会員近況など
● No.133 (2022年1月31日発行)
・ご挨拶 会長 永井多恵子 「この二年で得たもの」
・「Plays 4 Covid 孤読/臨読 ~コロナ禍で生まれた海外戯曲~」実施報告
【上演作品】
「ひとり、ともに。-Alone, Together-」(アメリカ/オムニバス作品)より3作品(『それでも私はこうしてここに』『ママの子どもたち(Zoomでの再会)』『Zoom・オーディション』)
『隔離』
『さあ、未知の劇場の姿とともに』
『橋の上のワルツ』
・「ワールド・シアター・ラボ 2021」戯曲読解ワークショップとリーディング公演実施報告
【上演作品】
『自殺の解剖』
『ウェストブリッジ』
・朗読劇『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』上演実施報告
・「紛争地域から生まれた演劇13」リーディング上演実施報告
【上演作品】
The 24 Hour Plays『Viral Monologues』(2020)より5編
『無敵の私たち』
『発信者不明』
『今回の旅行』
『なによりつらいこと』
『訪ねてきてくれてありがとう』
・会員近況など
● No.132 (2021年1月31日発行)
・2021 年新しい年のスタートにあたって 会長 永井多恵子
・「ITIオンライン世界大会特別版」ライブ配信開催報告
・「海外戯曲上演のためのオンライン著作権講座」報告
・「海外で活動するプロフェショナルシリーズ<特別編>」報告
・「ワールド・シアター・レポート」(インド)(イタリア)開催報告
・「緊急事態舞台芸術ネットワーク」について
・紛争地域から生まれた演劇12『イサク殺し』リーディング上演
・ご寄付いただいた方々
・会員近況など
● No.131 (2020年1月31日発行)
・2020 年新しい年のスタートにあたって
・第1回「大涼山国際演劇祭」報告
・中国国家話劇院来日公演『リチャード三世』観劇記
・「紛争地域から生まれた演劇 11」
・「国際演劇年鑑」執筆陣によるレクチャー「ワールド・シアター・レポート」
・英連邦部会報告
・戯曲翻訳部会報告
・アラブ演劇祭視察レポート など
● No.130 (2019年1月31日発行)
・年初のあいさつ 会長 永井多恵子
・ITI国際演劇協会70周年記念祝典と世界大会の報告
・『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』報告
・「高校生や学生のための観劇・応援プロジェクト」報告
・「紛争地域から生まれた演劇 10」
・「国際演劇年鑑」執筆陣によるレクチャー「ワールド・シアター・レポート」 など
● No.129 (2018年1月31日発行)
・ITI設立70周年によせて
・「紛争地域から生まれた演劇9」
・『国際演劇年鑑』関連企画「ワールド・レポートシリーズ」報告
・劇評グランプリ受賞者を中心としたNeSTA(Next-generation STAGE Alliance)活動報告 ほか
● No.128 (2017年8月31日発行)
・ITI第35回世界大会(於:スペイン・セゴビア)報告
・英連邦部会活動報告
・第1回「国際伝統劇フォーラム」(於:中国寧夏回族自治区首府・銀川)報告
・『ハンナとハンナ』リーディング上演とディスカッション ほか
● No.127 (2017年1月31日発行)
・朗読劇『この子たちの夏1945・ヒロシマ ナガサキ』
・第3回高校生劇評グランプリ・高校生劇評応援グランプリ
・「紛争地域から生まれた演劇8」
・「海外で活躍するプロフェッショナルシリーズ」原サチコさん
・英連邦部会活動報告
・ITIアジア・太平洋伝統劇国際フォーラム
・フジャイラ国際芸術祭へ花巻早池峰岳神楽参加 ほか
● No.126 (2016年1月31日発行)
・第21回内村直也賞 スロベニア・レパートリー・シアターが受賞
・戦後70年『この子たちの夏1945・ヒロシマ ナガサキ』の上演
・「紛争地域から生まれた演劇7」
・ユネスコ平和芸術家 アリ・マフディ・ヌーリー氏招聘
・ITI×SPTレクチャーシリーズvol.5
・「海外で活躍するプロフェッショナルシリーズ」原サチコさん、堀内元さん
・第2回高校生劇評グランプリ 結果発表
・ITI英連邦部会発足
・桐朋学園芸術短期大学創立50周年の日中演劇交流 ほか
● No.125 (2015年1月31日発行)
・ITI第34回世界大会(アルメニア)
・第1回世界演劇教育大会と第3回アジア演劇大学演劇祭
・ITI×SPTレクチャーシリーズvol.4 『世界の演劇教育を知る』スタート
・『世界の演劇ワークショップ』
講師:陳剛教授(中央戯劇学院) 花柳千代先生 三浦剛先生(桐朋学園芸術短期大学)
・「ベトナム舞台芸術関係者注記招聘事業」
・ITI・日本演劇協会共催「演劇人祭 特別篇」 ほか
● No.124 (2014年1月31日発行)
・『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』
・伝統芸能ワークショップ 《能》
・「高校生劇評グランプリ」スタート
・「紛争地域から生まれた演劇 5」
・ITI第3回世界演劇学校フェスティバル ほか
● No.123 (2013年1月31日発行)
・公益社団への移行に向けて
・今年11月 雲南省昆明でアジア演劇祭
・韓国演劇界 文化政策背景に新たな流れ
・地球環境を考えるための日韓演劇交流 光州・麗水で
・紛争地域から生まれた演劇シリーズ4年目
・世界の同時代演劇を知る レクチャーシリーズ開始 ほか
● No.122 (2012年1月15日発行)
・第19回内村直也賞、スウェーデンの舞踏グループ SU-EN に
・「公益社団法人」設立総会へ向けて
・中国・重慶で「アジア演劇人連盟」発足 ITI 加盟を視野に
・第33回ITI世界大会、中国・厦門で開催
・第2回GATS(世界演劇学校連盟)フェスティバル
・世界のITI が「HELP JAPAN」キャンペーン ほか
● No.121 (2011年1月20日発行)
・第17回内村直也賞、スロヴェニアの『松風』に
・事業報告 伝統芸能ワークショップ<雅楽>
・「演劇と環境」公演とシンポジウム 杭州・上海で開催
・日韓演劇交流センター リーディングとシンポジウム開催
・ユネスコ第2回芸術教育世界大会開催
・帰国報告 文化庁新進芸術家海外研修生
● No.120 (2010年2月10日発行)
・ITIドラマ・リーディング@キジムナーフェスタ
・“演劇”が喚起する地球環境への感性と国際協力
・紛争地域から生まれた演劇「バルカンの同時代演劇」
・事業報告 伝統芸能ワークショップ<狂言>
・ITI世界大会のゆくえ
・海外の舞台芸術関連ニュース ほか