戯曲を通して世界と出会う
「ワールド・シアター・ラボ」2025
リーディング公演・日本初訳初演
『You Bury Me』
You Bury Me by Ahlam
「アラブの春」の余波の中、抑圧されながらも自由や愛を求めるミレニアル世代の若者6人の生き様を追う。アフラームの政治的で衝撃的なデビュー作。2020年、“The Women’s Prize for Playwriting”受賞。2023年、初演(英国)。
2月22日(土)13:00/18:00
2月23日(日)13:00
作:アフラーム Ahlam
翻訳:一川華
演出:大澤遊
出演:中野風音、鹿野宗健、松井愛民、鈴木美緒、今井公平、伊藤白馬、池村爽
【作品について】
舞台は2015年、エジプトの首都カイロ。2011年のエジプト革命後、2013年に事実上の軍事クーデターが起き、翌年に再び強権的な政権となって約1年が経過した。民主化運動「アラブの春」の余波の中、抑圧されながらも自由や愛を求めるミレニアル世代の若者6人の生き様を追う。友情、喪失、グラインダーのデート、排気ガス、酔っ払いの電話、ファーストキス、狂乱-汗と笑い声に満ちた都市「カイロ」が今、立ち現れる。2020年、The Women’s Prize for Playwriting 受賞。2023年、ブリストル・オールド・ヴィック(英国)にて初演。
※この作品には、暴力描写、性的描写、薬物使用、そして、死や悲しみ、個人的・政治的トラウマを暗示する表現が含まれます。
【作家について】
アフラーム Ahlam
幼少期に数多くの移住を経験。ドイツ、シンガポール、ケニア、ベネズエラ、トルコ、イギリスに在住した。初めて演劇を学んだのはエジプトで、古典的なギリシャ劇とシュルレアリスムの要素を組み合わせたコンテンポラリーダンスを、自身の失恋をもとに創作。その後、真正なイギリス演劇の伝統に身を置く中で、台詞劇への興味が芽生えた。インディ・ジョーンズの再構成を依頼され、エディンバラ・フリンジにて上演。これを機に書くことに目覚める。アフラームは夢想家である。アフラームは革命を夢見ている。アフラームは空想が持つ解放の力を夢見ている。アフラームは巨大なセットのある大規模なアンサンブルシアターを夢見ている。アフラームはシチリアで一度食べたピスタチオをまぶしたサーモンを夢見ている。アフラームは愛を夢見ている。『You Bury Me』は彼女が書いた初めての戯曲ではない。そして最後の戯曲にもならないだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーー
■会場
上野ストアハウス
(JR上野駅 入谷口から徒歩5分(改札からは8分)、東京メトロ入谷駅 1番出口から徒歩5分)
■チケット料金
一般=2,500円 U25=1,500円(当日要証明書)
当日精算/全席自由
各回、受付開始は開演45分前、開場は開演30分前。
*来場者には、翻訳戯曲集を配布いたします。
■チケット発売日
2024年12月18日(水)10時
■ご予約
Web予約:CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/354482/
TEL:国際演劇協会日本センター 03-3478-2189(平日11時〜17時)
■お問い合わせ
国際演劇協会日本センター
メール:worldtheatrelabo.itij@gmail.com
TEL:03-3478-2189(平日11時〜17時)
*会期中は050-3567-0407までお問合わせください。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。
企画立案・プロデュース:林英樹/ディレクター:柏木俊彦、櫻井拓見
制作:村上理恵/制作助手:山田真里亜
著作権代理:株式会社シアターライツ/制作協力:万里紗
舞台監督:廣瀬正仁/音響:斎藤裕喜(Québec)/照明:長尾裕介(LEPUS)/演出助手:奥田寧々
主催:公益社団法人国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会