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※9/4(水)締切 ワールド・シアター・ラボ「『囚われの本質』戯曲読解ワークショップ」(オンライン、2024/9/24〜27)開催のお知らせ


「ワールド・シアター・ラボ」は、海外で創作された現代戯曲の翻訳と上演を通して、次代を担う翻訳者の紹介・発掘と、私たちが生きる同時代の世界の現実をよりよく理解する視点に触れる機会をつくることを目的としています。

この度、2023年度ワールド・シアター・ラボ 「翻訳者育成プログラム」にて翻訳され頒布戯曲集にも掲載しましたアメリカの現代戯曲『囚われの本質』(原題:The Nature Of Captivity)を4回講座で掘り下げる「海外戯曲の戯曲読解ワークショップ」(オンラインZoom)を開催いたします。
対象は、翻訳者、またはそれを志す方、海外戯曲読解に関心のある演出家、劇作家、俳優など。戯曲を事前にお渡しし、ディスカッションを通して、海外戯曲を共に深めていく参加者を募集します。奮ってご応募ください!

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『囚われの本質』戯曲読解ワークショップ【オンライン】
作:マシュー・ポール・オルモス Matthew Paul Olmos
翻訳:渡邉奈津希
ファシリテーター:生田みゆき

〈日時・内容〉
1)9月24日(火)18:30~21:30
_全体の読み合わせ、戯曲に対する疑問を共有
2)9月25日(水)18:30~21:30
_翻訳者レクチャー、質疑応答。前日に出た疑問についてのディスカッション
3)9月26日(木)18:30〜21:30
_一部シーンの読み合わせとディスカッション
4)9月27日(金)18:30〜21:30
_一部シーンの読み合わせとディスカッション、ワークショップの振り返り

※WS終了後、レポートをご提出(A4用紙、1枚程度)いただきます

〈ファシリテーターより〉
翻訳は、言語自体の正確な理解はもちろん、原語と翻訳の言葉に含蓄される文化への理解が欠かせない、高いレベルの知識と技術が要求される作業だと思います。それが戯曲となると、台詞が俳優の「生きた言葉」となり得るための、さらなる工夫が求められることでしょう。短い時間ではありますが、翻訳戯曲をいかにして上演戯曲へと立ち上げていくのか、参加者の皆さんとディスカッションを重ねながら、その糸口を探していけたらと思います。いろんな方のご意見を伺えるのを楽しみにしています!

〈作品紹介〉
捕らわれる者と捕らえる者。建物の中と外の世界。“私たち”と“奴ら”を分けるものとは何なのだろう――
荒れた場所で息をひそめて生きる4人がいる。ジャスタス、ルル、ネリーの兄妹と、家族のいないグーチ。仲間は皆、捕らえられて連れていかれたか殺された。彼らは最後の生き残りだ。一方、4人の入植者、ジャスティン、ルーシー、エレノア、グーンは、自分たちや故郷の家族が生き延びるため、その土地に住む者を一掃する任務にあたる。互いに相いれない存在でありながら、どことなく面影の重なる8人。そして両者が出会う時……。
2011年BBC国際劇作コンクールにてアメリカ大陸部門最優秀賞を受賞。2016年にはロンドンでもリーディング上演された。
※この作品には性的描写、暴力描写が含まれます。

〈作家〉マシュー・ポール・オルモス  Matthew Paul Olmos
ロサンゼルス出身・在住のメキシコ系アメリカ人。社会から疎外された人々やマイノリティーの居場所づくりを劇作のテーマとする。2009年、アメリカ人カップルとメキシコ人カップルを通して他者との境界やアイデンティティーについて描いた『i put the fear of mexico in’em』(原題:私はメキシコの恐怖で彼らを震え上がらせる)で、サンダンス・インスティテュートの作家フェローに選出。以降、数々の作品で受賞歴多数。最近はメキシコ系アメリカ人の隔離教育の歴史に着想を得た作品を執筆。
アクターズ・スタジオ・ドラマ・スクール(現ニュースクール大学演劇部門)で劇作のMFA(芸術修士)を取得。芸術系タウン誌の演劇コーナーで執筆するほか、ニューヨーク大学などで劇作の講師も務める。

〈ファシリテーター〉生田みゆき

演出家。文学座演出部所属、演劇ユニット「理性的な変人たち」メンバー。2016年、ドイツ文化センターの文化プログラムの語学奨学金(芸術分野対象)を得てドイツに滞在。ITI企画では、紛争地域から生まれた演劇シリーズ『これが戦争だ』、『Bad Roads ―悪路―』、ワールド・シアター・ラボ2021『自殺の解剖』演出。
パレスチナ問題を取り上げたドキュメンタリー演劇『占領の囚人たち』他で、第31回読売演劇大賞優秀演出家賞、令和5年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

〈翻訳者〉渡邉奈津希

映像翻訳者(英日)。群馬県出身。明治学院大学国際学部国際学科卒。会社員時代は洋菓子メーカーで商品企画や輸入事務、バレエ団で制作や広報などに従事。海外戯曲、ミュージカルに憧れ翻訳の道を志す。会社勤めをしながら映像テクノアカデミアで字幕・吹替翻訳を学び、2019年プロデビュー。アニメやコメディーから医療、歴史ものまで幅広く担当する。主な作品にドラマ『レイブンのウチはチョー大変!』シーズン5・6、『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ』(以上吹替/共訳)、映画『ナイト・ウォッチャー』(字幕・吹替)など。

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【募集要項】
■対象 翻訳家、または、それを志す者。劇作家、演出家、俳優等。
■参加条件 原則、全日程参加できる方。海外戯曲に関心がある方。
■募集人数 10名ほど
■参加費 3,000円(全4回)
■参加方法 オンライン実施。Zoomを使用予定。
■応募方法
所定の申し込みフォームより①〜⑧項目をご入力の上、お申し込みください。
①氏名/活動名 ②所属(あれば) ③年齢 ④性別 ⑤住所
⑥連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)⑦略歴 ⑧応募理由(200字程度)
※募集人数を超えた場合には選考あり
※参加者には、翻訳戯曲を郵送いたします。

応募フォーム https://forms.gle/CtaKkLyz1mcibHrD7

■応募締切 2024年8月28日(水)まで 2024年9月4日(水)まで
■参加可否のご連絡 2024年9月6日(金)まで

※フォームより応募ができない場合は、メールにてご応募ください。
その際、タイトルを 「『囚われの本質』戯曲読解ワークショップ 参加者応募」としてください。
メールアドレス:worldtheatrelabo.itij@gmail.com
*応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません。
*選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください。

ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。

〈お問合せ〉
国際演劇協会日本センター事務局
メール worldtheatrelabo.itij@gmail.com
電話03-3478-2189(平日11時~17時)

主催:(公社)国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会

企画立案・プロデュース=林英樹
ディレクター=柏木俊彦、櫻井拓見
制作=村上理恵


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