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ITI本部による声明(2022.3.3)


国際演劇協会(ITI)の本部は、会長モハメド・サイフ・アルアフカムと事務局長トビアス・ビアンコーネの連名で、ロシアによるウクライナ侵攻後の2022年3月3日、以下の声明を出しました。
英語原文はこちらでお読みいただけます。

ITIメンバーと後援者への書簡──平和と建設的対話への声明

親愛なる国際演劇協会メンバーと後援者の皆様、友たる人類の皆様

1948年、第二次世界大戦の後、ヨーロッパの大部分とさらに広大な世界が廃墟となった中、その泥沼から文明を引き揚げたのは当時の偉大な文化団体でした。舞台芸術を相互理解と平和に役立てるためにITIは創設されました。今、世界は再び覆り、国際演劇協会は再びそのメンバーと舞台芸術、そして世界全体のために、平和と団結の標識とならねばなりません。この書簡は、目下行われているロシアとウクライナの紛争と、それに続く人道危機に対するITIの姿勢を示すものです。

まず、私たちはITIのすべてのメンバーと後援者、そして苦しんでいる人々が安全であることを願います。早急に停戦がなされ、砲声が鳴りやむことを切に希望します。
この状況を打開するために、各国の政府、芸術家、そして人々が敬意ある対話を築きつつあることを願います。

ユネスコ憲章の前文は「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」と宣言しています。設立以来、ITIはこのユネスコの基本原則に従ってきたのであり、あらゆるところの人々に互いの理解と敬意を育むため、情報を提供し、創作を鼓舞し、連携を呼びかけるために教育と文化を活用します。舞台芸術の知識と実践の国際交流を通じて、ITIは舞台芸術に関わるすべての人々の間に相互理解を深め、創造的協力を進めようとするものです。

ITIはあらゆる民族、国籍、宗教的背景を持つ人々のグローバルな同盟です。ゆえに人道的路線が常に奨励されねばなりません。舞台芸術を通じて培われる私たちの友情と文化的理解の広がりは、今こそ必要とされているのであり、それはかつてないほどでもあります。出身国にかかわらず、すべての人々が私たちの同盟に連なるために、倍の努力をせねばなりません。

戦争と政治的激変の時代に、最も苦しむのは人間です。私たちはこれを和らげるために働かねばなりません。かくなるものとして、ITIは、その政府決定に基づいてメンバーを処罰したり排除したりすることは決してありません。私たちの目的は分断を乗り越え、世界のすべての人々にコミュニケーションの道筋を広く確保することです。

私たちは平和と自由の側に立ちます!!!

モハメド・サイフ・アルアフカム(ITI会長)
トビアス・ビアンコーネ(ITI事務局長)

(翻訳:国際演劇協会日本センター)

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