2023年は、ITI日本センターが発行を続けております「国際演劇年鑑」(1973年3月創刊)の発刊50周年に当たります。これを機に、当センター設立のそもそものルーツを探り、設立の経緯を詳らかにするととともに、現在まで続く組織の存在と活動の意義をより明確にしたいと考えました。そのために、1950年代以降の演劇・舞踊の世界ネットワーク(ITI)と日本の関係についてのテーマ探求&アンサーブックとして「復刻版資料集」を発行することといたしました。
当センターには、団体創設(1951年)当時の世界の演劇状況と日本国内の演劇人たちの動静、政府(外務省、文部省)との折衝の様子などを記録した貴重な資料が保存されています。こうした、これまでほとんど誰の目にも触れることのなかった資料群をもとに、戦後から現代に至るまでの日本の国際演劇交流の創始と展開を位置づけ、その源流を明らかにしようとするのが、この「国際演劇協会(ITI)日本センター初期資料の復刻プロジェクト」です。
この発行にかかる費用を、今回はクラウドファンディングの形で、ITI日本センターに関心を寄せてくださる方々からのご支援によって、賄いたいと希望しております。また、今回のような資料(復刻小冊子)の発行によって、ITIの活動とITIが世界ネットワークの中で担っている役割を多くの方々に少しでも広く知っていただくことにより、本センターの財政基盤の確立につながることを期待しています。
プロジェクトの詳細につきましては、モーションギャラリーのサイトよりご覧くださいませ。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益社団法人国際演劇協会日本センター