7/11・東京 ITI×GRIPS「戯曲『ハンナとハンナ』リーディング上演と難民をめぐるディスカッション」


国際演劇協会日本センターは、2017年7月11日、イギリスの劇作家ジョン・レタラックによる秀作戯曲『ハンナとハンナ』のリーディング上演ならびに難民と演劇をテーマにディスカッションを行います。

同作は、コソボから来た16歳の避難民「ハンナ」と、同い年のイギリス人「ハンナ」の交流を描く2人芝居です。現在の日本には、約2万人の難民(*)と、彼/彼女らの不安と向き合い、とまどいを感じながら暮らしている人たちがいます。1999年のイギリスの港町・マーゲートを舞台にしたこの戯曲は、決して過去の外国の話ではなく、現代の日本の姿でもあります。(*難民:難民に認定されるための申請をしている人を含む)。

ディスカッションでは、難民支援協会の田中志穂さん、演出の鈴木アツトさんを迎え、若い世代が演劇を通して、難民たちと彼/彼女らを取巻く状況を知る機会をつくるとともに、演劇で何ができるのかを探っていきます。

リーディング公演には英語字幕、トークには日英の通訳を用意し、言語の障壁をなくし、国際的な議論・交流をめざします。

 

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「戯曲『ハンナとハンナ』リーディング上演と難民をめぐるディスカッション」

日時 2017年7月11日(火)18時〜21時(開場:17時半)
会場 想海樓(そうかいろう)ホール(政策研究大学院大学1階)
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
(アクセス)
・都営大江戸線六本木駅(7番出口)より徒歩5分
・東京メトロ日比谷線六本木駅(4A出口)より徒歩10分
・東京メトロ千代田線乃木坂駅(5番出口)より徒歩6分
(想海樓ホールは1階にあります。 正門からお越しの際は、エレベーターで1階まで降りて下さい)
※詳細なアクセスはこちら

資料費 1,000円

◆『ハンナとハンナ』リーディング公演◆
日本語上演/英語字幕付、上演時間:約1時間

 ジョン・レタラック
翻訳 中山夏織
訳詞 田中萌観
演出 鈴木アツト(劇団印象)
出演 木村飛鳥、吉岡花絵
1ハンナA 木村飛鳥さん2ハンナB 吉岡花絵

アンダースタディ 龍澤幸奈

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照明 篠木一吉
音響 斎藤裕喜
舞台監督 渡辺武彦
宣伝美術 奥秋 圭
字幕製作 油上恵子
※出演者とアンダースタディはオーディションで決定しました

◆ディスカッション「難民と演劇」◆
スピーカー
田中志穂(認定NPO法人 難民支援協会)
鈴木アツト(『ハンナとハンナ』演出)
司会 中山夏織(『ハンナとハンナ』翻訳)

総合司会 垣内恵美子(文化政策コース/ディレクター、教授)

【お申込・お問合せ】
国際演劇協会日本センター
TEL
 03-3478-2189(平日11時~17時)
FAX 03-3478-7218
メール iti.hannahandhanna@gmail.com
※メールでお申込の際は、タイトルを「ハンナ申込」として、本文中に以下をご明記ください。
・ご氏名(ふりがなつき)
・人数
・メールアドレス(上記のアドレスからの返信を受け取れる設定にしてください)
・日中に連絡のつきやすい電話番号
・差し支えなければ、このイベントをどちらでお知りになったかを書き添えていただければ幸いです。

『ハンナとハンナ』
1999年のイギリスの港町、マーゲートを舞台に、コソボから来た避難民「ハンナ」と地元出身の「ハンナ」の交流を描く2人芝居。難民を受けつけない地域住民や家族の影響を受けて、なかなか打ち解けられない16歳の2人が、歌を通して友情で結ばれるまでを描く。
本作品は、劇作家・演出家ジョン・レタラックによって、マーゲートの青少年たちとの長期にわたるワークショップを経て執筆され、2001年に初演、2004から05年にはインド、マレーシア、フィリピンでも上演された。フランス語、スウェーデン語、ドイツ語、オランダ語、ポルトガル語、ヘブライ語に翻訳され、それぞれの国のキャストにより上演されている。日本では、2009年から2010年にかけて、マナカナこと三倉茉奈さん、三倉佳奈さんがふたりのハンナを演じた(東京・大阪・沖縄)。
2016年には、大人になったハンナたちの姿を描いた『ドリームランドのハンナとハンナ』がマーゲートで上演された。

作家 ジョン・レタラック
1950年生まれ。劇作家・演出家。学生時代から様々な芸術・文芸活動に参加し、1977年、劇団ATCシアターカンパニーを設立、85年まで芸術監督を務める。85〜88年にはオールドハムの地域劇場、89〜99年には名門オックスフォード・ステージ・カンパニーの芸術監督。シェイクスピア作品の演出で高い評価を得て、90年代初頭には来日公演も数多く展開。2001年、「カンパニー・オブ・エンジェルズ」を設立。『ハンナとハンナ』をはじめ、青少年のための数多くの秀作を生んだほか、新しいヨーロッパの戯曲を紹介する「シアター・カフェ」を開催。2010年、劇団を離れ、ブリストル・オールドヴィックのアソシエート演出家を経て、2013年にはオックスフォードに戻り、生涯学習機関で劇作コースの指導に着手、2016年には劇作家育成のため、妻のレナータ・オーレンとともに「オックスフォード・プレイメーカー」を設立した。

演出 鈴木アツト
劇作家、演出家。2003年、劇団印象-indian elephant-を旗揚げ。『グローバル・ベイビー・ファクトリー』で、劇作家協会新人戯曲賞最終候補作、『青鬼』で若手演出家コンクール優秀賞、観客賞を受賞。2015年、新進芸術家海外研修制度研修員としてロンドンに10ヶ月留学。2016年、『The Bite』(英訳版『青鬼』)がTyphoon Festivalに選出、『グローバル・ベイビー・ファクトリー』が国際交流基金主催で、それぞれロンドンで上演。韓国やタイでも作品を上演している。

スピーカー 田中志穂
難民支援協会広報部コーディネーター。2010年8月に入職。認知啓発・ファンドレイジング(資金調達)を担当。難民の故郷の家庭料理を集めたレシピ本「海を渡った故郷の味」の出版や、写真家との共同企画として「日本に暮らす難民28人のポートレート写真展」を手掛ける。​一般企業(食品メーカー)勤務後、大学院にてフィリピン移住女性をテーマに移民研究に従事し、入職。移民・難民へ関心を持つきっかけは、高校時代のアメリカオハイオ州への留学。

政策研究大学院大学(GRIPS)
政策研究大学院大学(National Graduate Institute for Policy Studies-GRIPS)は、政策及び政策の革新にかかわる研究と教育を通して、我が国及び世界の民主的統治の発展と高度化に貢献することを目的として、1997年に設立された国立の大学院大学です。世界の国々、国際組織、市民社会などが直面する現代的課題を解決するための政策研究の基礎を提供し、実践的解決方法の指針を与えることを目的とした教育が行われています。
全学生の6割を占める留学生の中には、すでに自国の行政官としてのキャリアを積んだ学生が多数在籍しており、共に学ぶ環境は、グローバルな視点から未来を創る政策について考える機会となっています。修了生は4,000人を超え、100カ国以上におよぶネットワークを形成し、自国および世界的課題に取り組んでいます。

難民支援協会(JAR
難民支援協会(JAR)は、難民が新たな土地で安心して暮らせるように支え、ともに生きられる社会の実現に取り組んでいる団体です。年間3,500件以上(来訪者660人・66カ国)の相談に対して、専門的なスタッフが一人ひとりへ支援を行っています。法的支援では、弁護士と連携し、保護されるべき人が速やかに難民認定を得られるよう支援します。生活支援では、一人ひとりの力を「引き出す」支援を通じて、来日直後の厳しい時期から自立への道のりを支えます。さらに、制度改善のための政策提言・調査研究、および情報発信を行うなど、日本の難民保護を目的として総合的に活動しています。1999年設立され、現在はスタッフ25名と、約30名の大学生を中心としたインターンや、多くの市民のボランティアの方々とともに活動を行っています。
*国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所のパートナー団体

主催
公益社団法人 国際演劇協会(ITI)日本センター
国立大学法人 政策研究大学院大学(GRIPS)

制作協力
 NPO法人 シアタープランニングネットワーク

協力
認定NPO法人 難民支援協会(JAR)
有限会社 オーチャード

後援
ブリティッシュ・カウンシル

JKA(競輪)補助事業「国際交流の推進活動」
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