8月14日(金)開催の『世界で活躍するプロフェッショナル』シリーズvol.5では、日本での公演のためにアメリカから帰国中の堀内元さん(舞踊家・セントルイス・バレエ団芸術監督)にお話を伺います。
ジョージ・バランシンに見出され、ニューヨークシティ・バレエ団初の日本人プリンシパルとなり、ミュージカル『キャッツ』をブロードウェイ、ウエストエンド、東京(劇団四季)の三都市で公演した唯一の日本人、アメリカのバレエ団初の日本人芸術監督…。アメリカのバレエ・シーンに、たくさんの「日本人初」を生み出し、若い世代に希望を与える堀内さん。
堀内さんが赴任した頃のセントルイスは、スポーツは盛んでしたが、バレエという芸術が地域に広く根付いているかというと、まだそうではありませんでした。市民の興味を引く作品を作らなければ切符は売れず、寄付金も集まらず、バレエ団運営は成り立たない。模索を重ねて生まれたのが堀内版『くるみ割り人形』でした。経営の行き詰まっていたセントルイス・バレエにとってこの作品は、単なるクリスマスの演目にとどまらず、美学上・経営上の工夫を重ねることで、地域に受け入れられ、多くの観客を集めることに成功しています。
今回は舞踊家でもあり、経営者でもある堀内さんに、アメリカのバレエ団運営の実態についてご紹介いただきながら、アメリカのニューヨークで「日本人ダンサー」としてキャリアを積み、セントルイスと日本で舞踊家として生きる堀内さんの姿勢とふたつの国で切り拓いた舞踊美学に迫ります。
堀内さんのプロフィールなど詳しくはこちらをご覧下さい。
日時:2015年8月14日(金) 19時〜21時
会場:東京芸術劇場(5F) シンフォニースペース アクセス
料金:1,000円(全席自由席、受付にて当日精算)
*ITI会員500円、予約時にITI会員である旨を明記いただき、当日会員証をご提示ください。
参加予約・お問合せ:国際演劇協会日本センター
電話予約:03-3478-2189 (受付時間:平日11時〜17時)
メール予約: iti.lecture@gmail.com
*メール予約の場合、件名を「レクチャー 堀内元申込」とし、本文に氏名、枚数、日中に連絡を取れる電話番号、iti.lecture@gmail.comから受信可能なメールアドレスを入れて送信してください。
ご参加をお待ちしております。