海外で活動するプロフェッショナルシリーズ〈特別編〉─コロナ禍のアーティスト座談会─
国際演劇協会(ITI)日本センターでは、演出家・俳優・振付家・ダンサーとして海外でプロとして活動している方たちをお招きした「海外で活躍するプロフェッショナル」シリーズを行っていますが、今回はその特別編として「コロナ禍のアーティスト座談会」を開催します。2020年現在フランス、ドイツ、ベルギー、アメリカの各国で演劇関係者が置かれている状況を登壇者間で共有することで、ポストコロナ時代の国際演劇交流の在り方について考えます。
日時 2020年10月25日(日)19時〜21時
※オンライン(ウェビナー利用)配信・参加費無料
登壇者 竹中香子、原サチコ、菅江一路、近藤瑞季、外間結香、神沢希洋
司会進行 萩原健
参加費 無料
申込み方法
こちらからZoomウェビナーに登録の上、ご参加ください。登録は開始直前まで可能ですが、最大参加人数が100人(先着順)となっておりますので、お早めのお申し込みをお願いします。
【登壇者プロフィール】
竹中香子(フランス)
1987年生まれ、埼玉県出身。2011年、全くフランス語ができない状態で、演劇を学びに渡仏。2013年、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、俳優国家資格(Diplôme National Supérieur Professional de Comédien)取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場の作品を中心に多数の舞台に出演。Gillaume Vincent演出作品に多く出演する。2017年より、日本での活動も再開。『妖精の問題』(市原佐都子 作・演出)に出演。日本では、さまざまな大学で、自身の活動に関する特別講義を行う。
原サチコ(ドイツ)
80年代から演劇舎蟷螂、ロマンチカ等で活躍。上智大学ドイツ語学科卒。2001年ドイツ移住。ブルク劇場、ハノーファー州立劇場、ケルン市立劇場、チューリッヒ劇場を経て現在ハンブルク・ドイツ劇場専属俳優。日本人として唯一のドイツ語圏公立劇場専属俳優。広島原爆記憶伝承活動、姉妹都市友好プログラムなども積極的に行っている。
菅江一路(ドイツ)
2011年から3年間Noism2に在籍。16年よりベルリンに拠点を移し、以降Angélica Liddell演出作品や、Emanuel Gat Danceの最新作『LoveTrain2020』などに参加。今年11月に宮城聰演出のオペラに出演予定。
近藤瑞季(ベルギー)
2017年ナント市立コンセルヴァトワール芸術学校・俳優科を首席で卒業。現在はベルギー国立演劇学校INSASの演出科に所属している。出演作にナタリー・ベアス演出『Mes petites météorites』ヤン・クーネン監督『7Lives』等。
外間結香(フランス)
沖縄県出身。俳優・ダンサー。5歳からバレエを始め15歳の時に単身渡仏、リヨン国立高等音楽院舞踊科に入学。2011年に卒業以来コンテンポラリーダンサーとして数々の舞台出演。2015年演出家イブ=ノエル・ジュノとの出会いをきっかけに俳優としても活動を開始。主にジュノ演出の一人芝居『L’Amant』 やアビニヨン演劇祭IN上演作品『Certaines n’avaient jamais vu la mer』、国立演劇センターアマンディエ劇場制作フィリップ・ケーヌ演出『Crash Park』など、仏国内外のツアー公演に出演。現在ジルダス・グージェ演出の一人芝居『Yuika Okinawa』制作中。
神沢希洋(アメリカ)
東京都出身。主にニューヨークにて演出補佐やドラマトゥルグとして活動。現在、クィーンズ大学にて創作文芸・翻訳修士課程に取り組む傍ら、翻訳業にも着手する。また、11月に行われるNew Ohio TheaterのProducer’s Clubにむけて、ドラマトゥルグとして倉本暖と共に劇を制作している。
萩原健
明治大学国際日本学部教授。博士(文学)。専門は現代ドイツ語圏の舞台芸術、および関連する日本の舞台芸術。著書に『演出家ピスカートアの仕事──ドキュメンタリー演劇の源流』(2017)、共訳にフィッシャー=リヒテ『パフォーマンスの美学』(2009)ほか。
お問合せ
国際演劇協会日本センター事務局
メール mail@iti-j.org
電話 03-3478-2189(平日11時~17時)
制作 国際演劇協会日本センター
企画コーディネート 横堀応彦、竹中香子