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【ワールド・シアター・ラボ】出演者オーディション開催(2024年2月上演)


海外の現代戯曲を、翻訳という視点から探求する「ワールド・シアター・ラボ」。
4年目となる今回は、2024年2月に、『原宿ガールズ』(イギリス)と『家族の配列』(台湾)のリーディング公演を予定しております。
この公演に際しまして、出演者オーディションを実施いたします。
出演ご希望の方は下記の要項を熟読のうえ、必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ1枚にまとめ、所定のフォームよりお申し込みください。

【A】【B】複数作品の応募可能です。
A4サイズ1枚になっていない方は、書類不備となりますので、ご注意ください。

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■上演2作品

【A】『原宿ガールズ』(イギリス)
原題  Harajuku Girls
 フランシス・ターンリィ Francis Turnly
演出 舘そらみ
翻訳 万里紗

【B】『家族の配列』(台湾)
原題 家族排列
 リー・ピンヤオ 李屏瑤
演出 水野玲子
翻訳 山﨑理恵子

■作品について

【A】『原宿ガールズ』
〈作品紹介〉
神宮橋でコスプレを披露し、楽しむ3⼈の⼥の⼦たち。俳優を⽬指すマリ、パパ活に勤しむケイコ、そして⾃⽴を願いながらも、その⼀歩を踏み出せないユミ。⾼校を卒業した3⼈は、⽇本のポップカルチャーの暗部―性⾵俗産業や、堅牢な家⽗⻑制―に出会い、傷つき、被害者であると同時に⾃⽴を⽬指す⼥性である、という微妙な境界を⾏き来する。「かわいい」や「萌え」⽂化に象徴されるような「⾒る/⾒られる」⼒関係、そして「⾃分ではない何かになろうとする」⾏為を演劇の効果として採⽤し、また⽇本へのステレオタイプを確信犯的に利⽤しながら、⽇本⼥性の貧困や、性の搾取の問題を明るく、おかしく、爽快感たっぷりに抉り出す。2015 年初演。

〈作家〉フランシス・ターンリィ Francis Turnly
2015年にイギリスの公共放送局チャンネル4の劇作家奨学⾦を受賞し、トライシクル・シアターでライター・イン・レジデンスを務める。2016 年、『ザ・グレイト・ウェーブ・オフ・カナガワ』(同作はその後タイトルを『ザ・グレイト・ウェーブ』に変更)でキャサリン・ジョンソン最優秀戯曲賞を受賞。同作は 2018 年にナショナル・シアターとトライシクル・シアターの共同製作で上演され、2019 年にはアメリカでも上演。北アイルランド⼈の⽗、⽇本⼈の⺟を持ち、劇作や、ラジオドラマ、映画シナリオ執筆の傍ら、1800年代から続く⼀族の農場を守る、⽺と共に暮らす農場主でもある。『原宿ガールズ』は、その後の『ネコ』『ザ・グレイト・ウェーブ』を含むターンリィの、若い⽇本⼈⼥性を主⼈公にしたトリロジーの第⼀作⽬である。

〈演出〉舘そらみ
1984年7月10日東京都生まれ。幼少期をトルコ・コスタリカで過ごす。
慶應義塾大学在学中より演劇活動を始め、2009年に劇団ガレキの太鼓を旗揚げと共に、青年団演出部に所属。
その作風は「徹底的に無責任で刹那的」と新聞で評される。
また、2010年にはマンションの一室を舞台にイマーシブル体験の先駆けともなるのぞき見公演を行うなど、実験的な公演スタイルも特徴。
近年では映像分野にも進出。映画「私たちのハァハァ」はゆうばり国際映画祭で観客賞を受賞。
テレビドラマの脚本も数多く手がけると共に、市民との合作演劇作品も多い。

 

【B】『家族の配列』
〈作品紹介〉
裕福な家庭で「一人っ子」として育ってきた陳嘉玲は、LINEで父の死の知らせを受け取る。葬儀に参列すると、そこには、その時、初めて存在を知る異母姉妹弟(きょうだい)の盧佳恵、盧佳嘉、盧佳華も来ていた。
1人の父、二つの家庭、三角関係、そして4人の姉妹弟(きょうだい)。
最初は距離があった4人だが、LINEグループを作り連絡を取り合う内、次第に色々なことが話せるようになってくる。
4人の登場人物の時間の流れと共に変化していく事象や関係性を通して、家族とは? 愛とは? ジェンダーとは? と、現代台湾の日常と若者の生態を探る。
李屏瑤自身の父の死を経験した時のことをベースに執筆した作品。

〈作家〉リー・ピンヤオ 李屏瑤
1984年、台湾生まれ。小説家、劇作家、ライター。2023年〜2024年 台湾国家両庁院レジデンスアーティスト。小説『向日性植物』は日本語翻訳版も出版されている。その他の代表作に劇作『無眠』(仮訳:眠れない夜)、エッセイ集『台北家族、違章女生』(仮訳:台北家族・アウトロー女子)などがある。戯曲『家族の配列(原題:家族排列)』は第19回台北文学賞優等賞受賞、2020年台北フリンジフェスティバルで「演劇の中の演劇」賞を受賞。
自身がパーソナリティーを務めるpodcast『atypicalgirl_lalaLand』は2022年podcast世界ランキングトップ1%入りを果たし、その中で最も注目される番組の一つとなっている。

〈演出〉水野玲子
1991年生まれ。幼少期を青森県六戸町で過ごし、現在神奈川県横浜市在住。日本女子大学教育学科卒業。
2015年に文学座附属演劇研究所入所。2020年座員に昇格し、現在演出部に所属。
神奈川県を中心に活動する演劇ユニット、犬猫会の共同代表。
主な演出作品に文学座オフアトリエ公演『SEVEN・セブン』(作:ポーラ・シズマー 他6名)、自主企画公演『エレベーターの鍵』(作:アゴタ・クリストフ)、犬猫会第6回公演『The Reed』(作:山猫智代)等。
文学座や燐光群にて演出助手も務める。

 

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【募集要項】

■参加条件
・海外戯曲に興味のある方で、心身ともに健康な方
・下記の稽古及び劇場入り期間のすべてに参加できること
・出演料あり
・応募書類は返却いたしません
・審査結果に関わるご質問にはお答えできません
※新型コロナ感染症対策に対応しながらの上演となりますので、予定が変更になることがございます。その際にはご協力をお願いいたします。

■募集対象
・【A】『原宿ガールズ』 20代〜60代までの俳優
・【B】『家族の配列』 20代〜40代までの俳優

■選考について
・ 1次選考<書類選考>
応募期間:
【A】『原宿ガールズ』 9月11日(月)〜9月17日(日)
【B】『家族の配列』 9月4日(月)〜9月10日(日)

結果は、下記期日までに合否関わらずメールにて通知いたします。
【A】『原宿ガールズ』 9月30日(土)まで
【B】『家族の配列』 9月23日(土)まで

・2次選考<実技>
書類選考通過者のみ。
選考結果は、オーディション後、2週間以内にお知らせいたします。

【A】『原宿ガールズ』
10月22日(日)15:30〜21:00
10月23日(月)15:30〜21:00

【B】『家族の配列』
10月19日(木)13:00〜21:00
10月20日(金)13:00〜21:00

※ 会場は東京都内となります。
※ 1次選考<書類選考>を通過した方に、日程と会場をお知らせいたします。

■応募用紙記載事項(A4、1枚のみ。書式自由)
(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)性別と身長
(5)住所
(6)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(7)略歴
(8)志望理由(200字程度)
(9)プロフィール写真(全身とバストアップ)
(10)2次選考の日程で現時点でNGの時間帯があればお知らせください

■オーディション参加費
無料(書類作成費、会場までの交通費は自己負担となります)

■応募方法
上記の項目を、A4サイズ(1枚まで)にまとめて頂き、所定のフォームより、お申し込みください。
*ファイル名は応募者のお名前でお願いいたします。例「ご自身のお名前.pdf」
*所定のフォームより応募できない場合は、メールにてご応募ください。その際、タイトルを「WTL2024オーディション申込」としてください。

【A】『原宿ガールズ』応募フォーム
https://forms.gle/LQ9j7E6Hn3ZLGAQg7
(応募期間:9月11日(月)〜9月17日(日))

【B】『家族の配列』応募フォーム
https://forms.gle/x1yEY9p99jjJ1cqH6
(応募期間:9月4日(月)〜9月10日(日))

メールアドレス worldtheatrelabo.itij@gmail.com
*20MB以上のメールは受信することができません。
送信の際には添付ファイルの容量が20MB未満になっているかご確認ください

■上演までのスケジュール(予定)
顔合わせ 2024年12月もしくは1月
稽古期間  2月1日(木)〜2月18日(日) うち8日~10日ほど
稽古場 都内スタジオ
劇場入り期間 2月19日(月)〜2月25 日(日) 上野ストアハウス
本番期間 2月22日(木)〜2月25日(日) 各作品2ステージ

 

ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。

 

【お問合せ】
国際演劇協会日本センター事務局
メール worldtheatrelabo.itij@gmail.com
電話 03-3478-2189(平日11時~17時)

令和5年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
「次代の翻訳者育成セミナー(「ワールド・シアター・ラボ」)」
主催 (公社)国際演劇協会日本センター
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業))|独立行政法人日本芸術文化振興会

企画立案・プロデュース 林英樹
ディレクター 柏木俊彦、櫻井拓見
制作 村上理恵

 

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