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※11/15(水)締切 ワールド・シアター・ラボ「『原宿ガールズ』戯曲読解ワークショップ」(オンライン、2023/12/11〜15)参加者募集


ワールド・シアター・ラボ「『原宿ガールズ』戯曲読解ワークショップ」(オンライン、2023/12/11〜15)開催のお知らせ

「ワールド・シアター・ラボ」は、海外で創作された現代戯曲の翻訳と上演を通して、次代を担う翻訳者の紹介・発掘と、私たちが生きる同時代の世界の現実をよりよく理解する視点に触れる機会をつくることを目的としています。

この度、2024年2月にリーディング上演予定のイギリスの現代戯曲『原宿ガールズ』(原題:Harajuku Girls)を4回講座で掘り下げる「海外戯曲の戯曲読解ワークショップ」(オンラインZoom)を開催いたします。
対象は、翻訳者、またはそれを志す方、海外戯曲読解に関心のある演出家、劇作家、俳優など。戯曲を事前にお渡しし、ディスカッションを通して、海外戯曲を共に深めていく参加者を募集します。奮ってご応募ください!

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『原宿ガールズ』(イギリス)戯曲読解ワークショップ【オンライン】
作:フランシス・ターンリィ Francis Turnly
翻訳:万里紗
ファシリテーター:西本由香

〈日時・内容〉
1)12月11日(月)18:30~21:30
_翻訳者によるレクチャー、作品の社会的・時代的背景など
2)12月12日(火)18:30~21:30
_作品の構造分析、誰の視点で何のために書かれたシーンなのか
3)12月14日(木)18:30〜21:30
_声に出して読んでみる、体感を通した読解
4)12月15日(金)18:30〜21:30
_作ってみる、舞台空間を想定して、美術などを想像してみる、まとめ

※WS終了後、レポートをご提出(A4用紙、1枚程度)いただきます

〈ファシリテーターより〉
「ハラジュク」それは私たちがよく知っている、すぐそこにある光景のようでいて、実はどこにも存在しない場所かもしれない。日本の外側から「ハラジュク」に生きる若者たちを描いた本作は、日本に生きる私たちの眼にどう映るのか。それは現実感があるようでないような、ふわふわとした奇妙なリアリティをもって迫ってきます。本作の魅力を最大限に活かすにはどんなアプローチの可能性があるのか、参加者の皆さんと探っていければと思います。

〈作品紹介〉
神宮橋でコスプレを披露し、楽しむ3人の女の子たち。俳優を目指すマリ、パパ活に勤しむケイコ、そして自立を願いながらも、その一歩を踏み出せないユミ。高校を卒業した3人は、日本のポップカルチャーの暗部―性風俗産業や、堅牢な家父長制―に出会い、傷つき、被害者であると同時に自立を目指す女性である、という微妙な境界を行き来する。「かわいい」や「萌え」文化に象徴されるような「見る/見られる」力関係、そして「自分ではない何かになろうとする」行為を演劇の効果として採用し、また日本へのステレオタイプを確信犯的に利用しながら、日本女性の貧困や、性の搾取の問題を明るく、おかしく、爽快感たっぷりに抉り出す。2015年初演。

〈作家〉フランシス・ターンリィ Francis Turnly
2015年にイギリスの公共放送局チャンネル4の劇作家奨学金を受賞し、トライシクル・シアターでライター・イン・レジデンスを務める。2016年、『ザ・グレイト・ウェーブ・オフ・カナガワ』(同作はその後タイトルを『ザ・グレイト・ウェーブ』に変更)でキャサリン・ジョンソン最優秀戯曲賞を受賞。同作は2018年にナショナル・シアターとトライシクル・シアターの共同製作で上演され、2019年にはアメリカでも上演。北アイルランド人の父、日本人の母を持ち、劇作や、ラジオドラマ、映画シナリオ執筆の傍ら、1800年代から続く一族の農場を守る、羊と共に暮らす農場主でもある。『原宿ガールズ』は、その後の『ネコ』『ザ・グレイト・ウェーブ』を含むターンリィの、若い日本人女性を主人公にしたトリロジーの第一作目である。

〈ファシリテーター〉西本由香

日本大学藝術学部演劇学科演出コース卒。2006年文学座附属演劇研究所入所(46期)。2012年座員に昇格。2018年12月『ジョー・エッグ』で文学座アトリエ初演出。 2019年1月より1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度により渡独、マキシムゴーリキー劇場及びシャウビューネにて研修。 近年の演出作品は、『歳月』(文学座アトリエの会)『病気』(名取事務所・吉祥寺シアター)『錆色の木馬』(劇壇ガルバ)など。

〈翻訳者〉万里紗

俳優としての活動を中心に、翻訳、演出、企画など多方面から演劇に携わる。これまでの主な翻訳作に『A WALK IN THE WOODS』『グレイト・フォールズ -大いなる転落-』(リー・ブレッシング作)、『Big Deal』(ミア・エフレモヴァ作)等。出演作に『これはあなたのもの 1943 ウクライナ』(鵜山仁演出)『K.テンペスト』(串田和美演出)『冬の旅』(小山ゆうな演出)『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』(栗山民也演出)『レオポルトシュタット』『アンチポデス』『I Call My Brothers』(小川絵梨子演出)等。演出作に『ミュージカル 人間ども集まれ!』『詩劇 響きと怒り』等。GNC「俳優指導者ゼミ」修了。

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【募集要項】
■対象 翻訳家、または、それを志す者。劇作家、演出家、俳優等。
■参加条件 原則、全日程参加できる方。海外戯曲に関心がある方。
■募集人数 10名ほど
■参加費 3,000円(全4回)
■参加方法 オンライン実施。Zoomを使用予定。

■応募方法
所定の申し込みフォームより①〜⑧項目をご入力の上、お申し込みください。
①氏名/活動名 ②所属(あれば) ③生年月日 ④性別 ⑤住所
⑥連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
⑦略歴 ⑧応募理由(200字程度)

※募集人数を超えた場合には選考あり
※参加者には、戯曲の粗訳を郵送いたします。

応募フォーム https://forms.gle/r8WavgokVMGynwHq7

■応募締切 2023年11月8日(水)まで 2023年11月15日(水)まで
■参加可否のご連絡 2023年11月17日(金)まで

ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。

【お問合せ】
国際演劇協会日本センター事務局
メール worldtheatrelabo.itij@gmail.com
電話03-3478-2189(平日11時~17時)

令和5年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業「次代の翻訳者育成セミナー」(「ワールド・シアター・ラボ」)
主催:(公社)国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業))|独立行政法人日本芸術文化振興会
企画立案・プロデュース=林英樹
ディレクター=柏木俊彦、櫻井拓見
制作=村上理恵

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