会員の青柳敦子さんより、劇団テアトル・エコー「エコラボ創作戯曲募集公演」のご案内です。
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「エコラボ創作戯曲募集公演 2024声劇・オーディオドラマ部門」のご案内
劇団テアトル・エコーの新事業「エコラボ創作戯曲募集2024」
二つの募集部門のうち「声劇・オーディオドラマ部門」のエコラボ作品に選ばれた2作品を、2025年3月7日(金)より9日(日)までの3日間、テアトル・エコー5F ケイコバにて上演いたします。
「エコラボ創作戯曲募集」は、テアトル・エコーが48年間にわたって開催してきた「創作戯曲募集」事業を大幅にリニューアルしたものです。戯曲部門と声劇・オーディオドラマ部門の応募作品から選ばれた「エコラボ作品」をメンターとの共同作業でブラッシュアップし、上演に至るまでの舞台創作のすべてのプロセスを若手作家さんと共にする、トータルアプローチ・プロジェクトです。「エコラボ」というネーミングには「エコーとコラボ」「エコーのラボ(研究室)」で一緒に作品を磨き上げたい!という思いが込められています。
私こと青柳敦子は、事業の統括進行と、和田暁知さん作の『風が吹き抜ける場所』のメンターを担当しております。若手劇作家さんを支援する新事業に、そして半年に渡る共同作業を経ての上演にどうぞご注目ください。
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『風が吹き抜ける場所』
作:和田暁知
メンター:青柳敦子
演出:川本克彦
出演:田中英樹、吉村いろり、北村芽久(ナレーション)
『お椀とお箸』 (『僕はお父さん』より改題)
作:林よつも
メンター 及び 演出:永井寛孝
出演:粟野志門、松澤太陽、五味真由子、後藤敦、佐藤巴南、北村芽久、光吉熙哲、加藤拓二
【作品&作家紹介】
『風が吹き抜ける場所』
定年間近のサラリーマン・五十嵐と高校生の愛菜は、ひょんなところで出くわした。目の前には、背の高さを越えるフェンス。二人のほかに人けは無し……。なぜこんな所にいるのか、互いに引かないやり取りが続き、あげくにー
<作家プロフィール>
和田 暁知
東京都出身。1972年生まれ。大学の演劇サークルで創作開始。以降、会社員として働きつつ、シナリオの通信講座(のべ5年)や脚本教室(2年在籍中)に通い、大器晩成の思いで勉強継続中。今回、エコラボ作品2024に選出いただけた事は大変光栄であると共に、半年間のブラッシュアップを経てどこまで磨き上がった作品を皆さんにお届け出来るか、今からとてもワクワクしている。2016年第31回シナリオS1グランプリ佳作。2020年函館港イルミナシオン映画祭第24回シナリオ大賞佳作。2023年第9回新人シナリオ発掘プロジェクト佳作。
『お椀とお箸』
原因の心当たりも無いままある日突然妻子に去られた僕。オマケに財布まで落としてしまった。が、それを拾ったなんだか危なそうな風体の男とその妹との奇妙な交流が、僕の心のわだかまりに変化をもたらして……
<作家プロフィール>
林 よつも
1978年生まれ。大学卒業後、テレビ番組制作会社勤務。漫画のようなAD生活を経てドキュメンタリー、旅番組、情報番組のディレクレターに。自称代表作は、無口なヤツメウナギ漁師に無理を言って家の空き地で鍋をしてもらった結果、山からタヌキが顔を出したテレビ東京『土曜スペシャル』「冬のみちのく 鍋三昧の旅」秋田編。退社後、オリジナル脚本映画化を目標に、まずはデビューと焦り焦らされ、原作ありの長編映画脚本、映画企画、WOWOWドラマ、原作なしのVシネマなど、ありがたい事に様々な仕事をいただき4年程仕事するも、実力不足でことごとく裏方止まりで映像デビューし損ねる。フリーで映像の小さな仕事などしながら細々と脚本制作、自主映画制作、脚本を書く視点からの演技の勉強会開催等で自己満足していたが、2023年ふと自分の歳を冷静に客観視し慌てて皆さんに見ていただく為の活動を再開する。2008年『ブラジャーや小麦粉』で城戸賞準入賞。
【劇場上演】 2025年3月7日(金)~9日(日)
★3/8(土)17時の回はアフタートーク有り
■ 会場 エコービル5Fケイコバ
■ 料金 3,000円(全席自由・税込)
公演詳細はこちら(テアトル・エコーHP)
アーカイブ配信
■ 配信期間 2025年3月13日(木)18:00 ~ 3月27日(木)23:59
■ 料金 1,500円(税込み、別途ZAIKOの配信手数料がかかります)
配信チケットはこちら(ZAIKO)
主催:株式会社 劇団テアトル・エコー
助成:文化庁 文化芸術振興費補助金 (舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会