国際演劇協会日本センター戯曲翻訳部会の立ち上げについて、吉岩正晴さんよりご案内をいただきました。まずは、ITIの会員による任意の研究会としてスタートいたしますが、ゆくゆくはアクションを協会外とも連携してゆくというビジョンのもと、ここにお知らせさせていただきます。翻訳戯曲情報のネット上での公開・普及を目指す活動に興味をお持ちの皆様、ぜひご参加ください。
この度、公益社団法人国際演劇協会日本センター(ITI-Japan)内に任意の研究会として「戯曲翻訳部会」を立ち上げ、とかく埋もれてしまいがちな翻訳戯曲の情報を収集し、ネット上での公開の基盤を築くことを目指す活動を始めることとなりました。
企画の概要は下記をご参照ください。
戯曲の翻訳に関わる方のみならず、翻訳戯曲の紹介・普及にご興味をお持ちの会員の皆様! どうぞご参加くださいませ。お待ちしております。
参加ご希望の方は、下記呼びかけ人に直接、もしくは下記メールアドレスまでご連絡頂ければ幸いです。
e-mail:iti.japan.dt@gmail.com (ITI戯曲翻訳部会アカウント)
本年中には設立準備の会合を持ちたいと思っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〈呼びかけ人〉
青柳敦子(ITI会員・演出家、ITI英連邦部会メンバー)
伊藤 洋(ITI理事・フランス演劇研究者)
菱沼彬晁(ITI理事・中国演劇翻訳)
吉岩正晴(ITI理事・演出家、ITI英連邦部会メンバー)
ITI「戯曲翻訳部会」の企画概要
【主旨】
ITI内部の研究機関として「戯曲翻訳部会」を立ち上げ、とかく埋もれてしまいがちな翻訳戯曲の情報を収集し、ネット上での公開の基盤を築くことを目指す。
【目的】
海外の戯曲又は演劇に関する調査、資料収集と公開、講座、セミナー、育成、助成、表彰、コンクール、自主公演の事業を行い、もって、わが国における海外戯曲文学の普及発展及び、我が国の戯曲作品の海外への紹介・普及に貢献し、あわせて海外の演劇関係者との交流を行うことによって、広くわが国の舞台芸術の発展に寄与することを目的とする。
【事業】
国内及び海外において次の事業を行う。
- 海外の戯曲、演劇に関する資料の収集、保存、管理、研究及び情報の提供並びに出版物の刊行
- 翻訳活動及び海外演劇に関する講座、講演、シンポジウム、セミナー、コンクール及び会議等の開催
- 翻訳戯曲のデジタル図書館の創設、運営
- 翻訳戯曲に関する著作権、上演権、翻訳権ルールの確立
- 翻訳戯曲文学、舞台芸術の著述者、実践者及び研究者並びにこれらを志す者に対する助成、助言、研修、表彰
- 海外戯曲の国内上演の際の事務的な支援
- 翻訳戯曲集の編纂と発刊
- 翻訳戯曲賞の創設、授与
- 翻訳戯曲の自主公演、後援及び演劇フェスティバルの開催
- 海外の演劇関係者との交流
- その他、この目的を達成するために必要な事業
【メンバーと組織】
- 初期段階の原則として、ITIの会員の中で、海外戯曲の翻訳者及び、海外戯曲の翻訳・紹介に興味を持つ者、かつ本人が参加を希望する者で会を構成する。
- メンバーの呼称は「部員」とし、部員の中から「部会長」「副部会長」「運営委員」を選出する。
- 原則として「部会長」は理事が担当する
- そのほか、運営に際して必要と思われるセクションを随時検討、追加する。
- 部員は、必要な時に、メール等で迅速にやり取りができることが必要。
- 当面は、全員無報酬とする。
【活動スケジュール等】
活動のスケジュール等は、今後メンバーと協議し、決定する。
ただし、今後の事業の展開を鑑み、できるだけ早急にアクションを起こしたい。
(文責:青柳敦子 補整:曽田修司 吉岩正晴 後藤絢子)