川口啓史さんより、古川健さん(劇団チョコレートケーキ)書き下ろしによる俳優座第338回公演『血のように真っ赤な夕陽』のご案内をいただきました。川口さんは演出を担当されています。
この度、劇団俳優座公演、古川健さん(劇団チョコレートケーキ)による書き下ろし『血のように真っ赤な夕陽』を演出します。満蒙開拓団の夢と苦悩に光を当て、戦争の虚しさと命の尊さを描きます。
なぜ満州国家は幻となったのか? 中国大陸の大地に沈む真っ赤な夕陽は、戦火の焔であり血であり、人間の恩愛でもあった。
・・・「生きたい!」と女は太陽と大地の間で叫ぶ。
プロローグ…1980年頃、中国東北部黒竜江省の農地。夕暮れに染まる見渡す限りのコーリャン畑。一人の老いた中国人が静かにたたずんでいる。そこに一人の日本人が現れる。黙って見つめ合う二人。「チャンさん。チャンさんですか?」「はい。あなたは勝さんですよね?」張志増と池田勝は熱い抱擁で再会を喜び合う。この場所はかつて二人が関係した満蒙開拓団の跡地である。そして二人は数十年ぶりに再会を果たしたのだった。やがて勝たちが入植した1940年のことにドラマは戻る。音楽に連れて…。
『血のように真っ赤な夕陽』、ぜひご覧ください。
2019年3月15日(金)~31日(日)
劇団俳優座5階稽古場
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
チケットのご予約など詳細はホームページをご覧ください。
俳優座ホームページ:http://www.haiyuza.net/