俳優の山下裕子さん(劇団俳優座ご所属)より劇団俳優座公演『インク』(作=ジェイムズ・グレアム、訳=小田島恒志、演出=眞鍋卓嗣)ご出演のお知らせをいただきました。2021年6月11日(金)から27日(日)まで、俳優座5階稽古場での上演です(16日貸切/21日休演)。*最新情報は劇団俳優座ホームページ等でご確認ください。
1年数ヶ月ぶりの舞台のご案内をさせてくださいませ。
コロナ禍真っ只中ではありますが、感染予防対策を徹底しつつ、粛々と、熱く、稽古の日々を送っております。
イギリス、アメリカで、舞台賞をいくつも受賞した話題作『インク』。日本での初演を、我が俳優座がやらせていただきます。大変光栄です。そして演出は(私も出演した『雉はじめて鳴く』で)昨年、紀伊国屋演劇賞と読売演劇賞のダブル受賞をした眞鍋卓嗣がつとめます。
こんなご時世ですから、「ぜひ来て下さい」とは言いにくいのですが、演劇はこの世の中に必要なものだと信じて、仲間と共に頑張っております。
山下裕子
『インク』ジェイムズ・グレアム作
2021年6月11日(金)~27日(日)
俳優座5階稽古場
【あらすじ】
イギリスの新聞「ザ・サン」が、1969年にタブロイド版の大衆紙に生まれ変わり、それまでの常識を数々打ち破って、一流の新聞である「ザ・ミラー」を抜き、販売数第1位になるまでの1年を描いた、実話に基づく群像劇。圧倒的なエネルギーに満ちた作品です。
この芝居には数十もの登場人物がいますが、それを10名の俳優で演じるのも、話題となっています。私は、くせもの揃いの「ザ・サン」の編集者の中でもかなりクセの強いベテラン記者、ジョイスのほか、いくつか演じます。全員大忙しです!
【コロナ対策について】
会場となる劇団稽古場は、換気システムと除菌ライトなどの設備を導入し、客席数も大幅に減らして間隔をあけ、この一年の「コロナ禍での公演実績」を積んで参りました。そして、俳優、スタッフ、劇団関係者全員が、徹底した体調管理の上、稽古中から公演中に何回ものPCR検査を受けて、全員の陰性を確認しながら、公演を行います。
【クラウドファンディングのお知らせ】
「観にはいけないけれど、苦難に立たされている演劇人を応援してやろう」と、もし思ってくださったなら、『インク』公演のクラウドファンディングもやっております。ぜひ、よろしくお願いいたします。私も、この公演に関する絵手紙を、稽古の合間をぬって描いています。リターンに出品致します。詳しくはこちらをご覧下さい。
公演詳細はこちらをご覧ください→劇団俳優座『インク』