劇団民藝『パレードを待ちながら』公演のお知らせです。翻訳の吉原豊司さんから、「この作品は、第二次世界大戦当時、勝った側で銃後を守っていた女性たちの話です。”欲しがりません、勝つまでは”、”挙国一致”、”撃ちてし止まん”。そんな戦争の狂気は負けた我々の側にだけでなく、勝った連合国側にもあったことがよく解る作品。戦争というものは”勝つも地獄、負けるも地獄”と言ったところでしょうか。戦争の記憶がどんどん薄れて行く昨今、是非一人でも多くの方々に見ていただきたい」とメッセージをいただきました。9月4日(土)〜13日(月)、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)にて上演です。
『パレードを待ちながら』
原題 Waiting for the Parade
作 ジョン・マレル
訳 吉原豊司
演出 田中麻衣子
第2次大戦下、名誉と栄光に駆られた男たちが勇んで戦地に行進していったカナダ・カルガリー。男たちのため国のために銃後を守り奉仕活動に励む5人の女たちは、おしゃべりと流行歌とダンスで「非常時」を耐え、愛する男たちを待ちつづけます。しかし、戦争が長引くにつれ、家族はとても大事だけれど、家族がすべてでないことを、愛国心はとても大事だけれど、愛国心がすべてでないことを悟り始めます。行進しつづける軍楽隊のパレードに女性たちは……。
キャスト
いまむら小穂/藤巻るも/吉田陽子/金井由妃 /森田咲子
装置 伊藤雅子
照明 前田照夫
衣裳 西原梨恵
音楽 国広和毅
振付 八子真寿美
効果 岩田直行
舞台監督 深川絵美
【公演日時】
2021年9月4日(土)〜13日(月)
4日(土)13時半
5日(日)13時半
6日(月)18時半
7 日(火)13時半
8 日(水)13時半
9 日(木)18時半
10日(金)13時半
11日(土)13時半
12日(日)13時半
13日(月)13時半
【会場】
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)
*配役、チケット、お申込方法、バリアフリー対応等の詳細は劇団民藝ホームページをごらんください。