iti-japan 国際演劇協会日本センター
会員の品川恵子さんが主催なさる公演『インディアン』のご案内が届きましたので、ご紹介いたします。
演出は、会員の新見真琴さんです。どうぞご期待ください。
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2023年、我々は世界中で新たに起きた虐殺を目にしました。分かち合うことの無い思想が生む、悲しみの真実でした。
2024年春、我々が上演する『インディアン』は、誰もがアメリカ先住民をイメージすることでしょう。そして同時に「インディアン」が禁止用語であることも周知の事実でしょう。
その背景こそが、分かち合うことの出来なかった人々の物語として、作品に深く深く落とし込まれています。
作者はフランス人作家ピエール・ルーディ。1980年、フランス人演出家ニコラ・バタイユによって日本で演出上演された舞台の44年ぶりの再演です。上演当時「劇薬」と評された舞台でした。
一組のフランス人夫婦が担う物語。ミソジニーを感じずにはいられない世界は…人権とは…と、観るものの多くに強いメッセージを与えてくれることでしょう。
この虚しくも情けない44年の年月に、腹立たしさを抱えながら演出しております。
同じくＩＴＩ所属の品川恵子さんは、今作の企画、主催者であり、主演を努められます。品川さんとは、ＩＴＩ翻訳部会主催でコロナ禍に上演したPlays 4 Covid、ジェイムズ・スティル作『ママの子どもたち』以来です。『ママの子どもたち』では、自由を謳歌する爽快なキャラクターを演じて下さいました。今回は、性差を強烈に受け入れざるを得ない「女性」を演じて下さいます。「男性」6人に囲まれて演じる品川恵子さんの新たな一面に出会えることを、私も楽しみにしております。皆さまお誘い合わせの上、是非劇場にお運び下さい。
新見真琴
【作】ピエール・ルーディ 【翻訳】岡田正子
【演出】新見真琴
【出演】品川恵子 花柳一 高橋和久 伊藤哲哉 岡本高英 川光俊哉 馬場太史
【声の出演】湊惠美子 速名美佐子
| 日時 | 2024年4月5日（金）開演15：00、開演19：00 4月6日（土）開演14：00、開演18：00 4月7日（日）開演12：00、開演16：00 |
| 会場 | アトリエ第Q藝術 （東京都世田谷区成城2-38-16） ・小田急小田原線「成城学園前」駅 中央改札より徒歩約3分 |
| 料金 | 4,000円 予約先着順 各45名 |
| 予約 | ・電子メール https://sites.google.com/view/indians-keiko-yuki/（予約サイト） ・電話 03-3560-6527（エ・ネスト）※月・水・金 11：30～15：30 |
